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東浩紀の小説なんだけど、これは面白い! イーガン的な量子力学を使った多重世界を舞台に、村上春樹から... 東浩紀の小説なんだけど、これは面白い! イーガン的な量子力学を使った多重世界を舞台に、村上春樹から赤木智弘から秋葉原事件からエロゲーからP・K・ディックから郊外論からベーシック・インカムからセカイ系と決断主義から私小説的なものまで、近年、東浩紀が言及したものがすべて詰め込まれている小説。それでいて、小説としてかなりスマートにまとまっている。正直、予想以上にうまいです。 これだけいろいろなものを詰め込んで、なおかつ、小説としてのまとまりや読みやすさを失わない小説家というと、海外だとリチャード・パワーズあたりでしょうか? 反論も当然ありそうですが、個人的にはこの『クォンタム・ファミリーズ』を読んで、リチャード・パワーズの小説を思い起こしました。 35歳の芥川賞候補作家の元に届いた2035年からのメール。 そこから始まる、ありえたはずの自分、ありえたかもしれない家族、生まれたかもしれない子ども、