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映画やファンタジー作品などでも馴染み深い中世ヨーロッパの城について、歴史や構造、関連知識を豊富な... 映画やファンタジー作品などでも馴染み深い中世ヨーロッパの城について、歴史や構造、関連知識を豊富な図版とともに網羅的に解説した一冊である。 中世ヨーロッパの城と言われて我々が思い浮かぶ石造りの城が登場するのは十一世紀で、それ以前は木材と土を組み合わせた城塞が築かれていた。石材を使った建築はローマ帝国時代に発展したが、帝国の秩序が崩壊した後はローマ時代の城壁や建築物を活用したり、前述のように天然の地形の上に木材や土を使っての築城が主だった。ビザンツ帝国では既存の城壁都市を増築・修築してイスラーム勢力に対抗し、イベリア半島では西ゴート人が煉瓦造の小規模築城で凌ぎ、フランク王国では城塞というよりは部隊の詰め所的な木造の拠点が各地に築かれていた。 フランク王国の分裂後、諸侯乱立の戦国時代を迎えて、各地に新興勢力が台頭する中で、自身の所領の拠点として城が築かれるようになり、まずは北フランスのノルマンデ
2019/06/21 リンク