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ISBN: 9784000614948 発売⽇: 2021/11/15 サイズ: 22cm/396,60p 「共振する帝国」 [著]... ISBN: 9784000614948 発売⽇: 2021/11/15 サイズ: 22cm/396,60p 「共振する帝国」 [著]T.フジタニ 80年ほど前、朝鮮人皇軍兵士と日系人米軍兵士は、同じ戦争に駆り出された。ただし戦後は対照的だ。一方は日本人ではないとして長く補償を拒まれ、他方は戦功を讃(たた)えられて日系人の地位向上の礎となった。 この違いからみると、著者の議論は意外に映る。戦時下、社会的少数派に対する日米の政策は、体制の違いにかかわらず、覇権を競い合うにつれて似通っていく。両国とも、総力戦による兵力消耗を補うため、多人種・多民族を統合する帝国の度量を示す必要に迫られた。そこで排除を主とする「粗野なレイシズム(人種差別)」から、差別を否認して主流社会への献身を促す「上品なレイシズム」への移行が始まる。 この時、なぜ「志願」が重視されたのか。進んで命を賭す主体性は、「妥協なき忠誠