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<究める>体内時計の全体像、「自分流」で解明…生命科学界に新風 上田泰己・理化学研究所プロジェクト... <究める>体内時計の全体像、「自分流」で解明…生命科学界に新風 上田泰己・理化学研究所プロジェクトリーダー 新たな成果を報じる論文の原稿が届いた。一流の研究者たちを納得させるだけの力があるか? 鋭い視線を注ぎ、時に黙考する(神戸市中央区の理化学研究所で)=原田拓未撮影 「指導教官に与えられたテーマを面白くするのが重要なんだよ」 1999年の初夏、東京・本郷にある東京大医学部。学部卒業を控え、大学院進学の相談に訪れた23歳の上田泰己に、ある高名な教授は冷たい視線を浴びせ、突き放すように言った。 教授がへそを曲げるのも無理はない。上田は「製薬会社に雇ってもらって体内時計の研究をしたいのですが、先生の研究室に受け入れてもらえませんか?」と持ちかけたのだ。大学院進学を目指す身でありながら研究テーマを自分の興味で決め、さらに企業で独自に研究を進めようとする。徒弟制度が色濃い日本の大学ではふつう、あり
2010/09/29 リンク