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なにが書かれてあるのか、いまひとつよくわからない本を読みつづけるというのは、けっこう忍耐のいるこ... なにが書かれてあるのか、いまひとつよくわからない本を読みつづけるというのは、けっこう忍耐のいることである。むずかしいだろうとは予想していたが、「資本論」はおもった以上に難解であった。読みがすすまない。わからない部分がでてくると、前のページにもどって確認したりもするので、さらに読みは遅々としてすすまない。するとしだいに、かんたんな本を読みたい、すぐに理解できる本を読みたい、というだらしない欲求がわいてくるが、そこをぐっとおさえて「資本論」を読む。おもえばわたしは、「すぐにわかったような気にさせてくれる本」ばかり選んで読んできたのだ。そして、やすっぽい受け売りで、いかにもわかったようなことを口にするのがだいすきなのだった。それはまちがいであった。ごめんなさい。わからないことに耐える。わからないことを慈しむ。それでこその「資本論」通読である。 しかし、「資本論」を読むことにはふしぎなよろこびもあ
2006/08/25 リンク