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20世紀末、これから数十年にわたって最も重要な書。 そう言われた本がある。 『銃・病原菌・鉄』 著者は... 20世紀末、これから数十年にわたって最も重要な書。 そう言われた本がある。 『銃・病原菌・鉄』 著者は、ジャレド・ダイアモンド。 彼は何者か。 もともとは鳥類を研究する生物学者である。 ゴクラクチョウをはじめ多彩な鳥類の住むニューギニアでフィールドワークを重ねたダイアモンドは、今も1万年前の前文明的な時代とさほど変わらぬ生活を送る部族の人々と親しくなる。 そして、未開の地に住む彼らが、西洋人である自分と変わらぬ、いやときとして自分より遥かに知性的であることを知る。 ダイアモンドは素朴な疑問を抱く。 なぜ、この人たちは1万年前と変わらぬ生活をし続けているのか? なぜ、我々西洋人は1万年間で、巨大な文明を築き上げてしまったのか? 両者の違いは何か? かつて、人種差別的な思想が世界を席巻していたとき、西洋と未開の地とでは人種によって優劣があるからだ、という意見が大勢を占めていた。
2014/11/04 リンク