ドジャースの指揮官を務めるデーブ・ロバーツ監督は11日(日本時間12日)、米専門誌『ベースボール・アメリカ』の年間最優秀監督に選出された。
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■ロバーツ監督の采配を評価
ロバーツ監督は今季ドジャースを4年ぶり8度目、自身2度目のワールドシリーズ制覇に導いた。
レギュラーシーズンでは主軸選手のムーキー・べッツ内野手とマックス・マンシー内野手が長期離脱。さらにケガを抱えた投手が多い状況にも関わらず、ドジャースは野球界最高の成績を収めた。
『ベースボール・アメリカ』は、「健康な先発投手がわずか3人しかいなかったにも関わらず、ロバーツ監督はドジャースを過去8年で4度目のナショナルリーグ優勝、過去5年で2度目のワールドシリーズ優勝、そして1988年以来初のフルシーズンでの優勝に導いた」と困難な状況下でも結果を残したと評価。
さらに、ポストシーズンでも「ロバーツの決断力は、ナ・リーグ優勝決定シリーズでメッツに6試合勝利し、ワールドシリーズではヤンキースに5試合勝利するなど、引き続き的確だった」とした上で、「ロバーツの功績を認めなければならない」と選出理由を綴った。
ロバーツ監督は通算勝率.627で現役監督の中でトップで歴代5位。また、ポストシーズンでの勝利数は歴代6位で、トップ5の名将のうち、ジョー・トーリ、トニー・ラルーサ、ボビー・コックスの3人はすでに殿堂入りしており、残りのダスティ・ベイカーとブルース・ボウチーの2人も、「いつか殿堂入りするだろう」と展望。その5人に続く存在として、ロバーツ監督の働きを称賛した。
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