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空いたBS帯域に4K・3チャンネル追加。総務省が事業者公募へ

総務省・デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会(第16回)配付資料より

総務省は、NHK BSプレミアム(BSP)停波後の空き帯域などを利用して、4K放送を実施する放送事業者の公募を3月22日より開始する。公募は3チャンネル分で、受け付け期間は5月31日までを予定。電波監理審議会への諮問・答申を経て、今年夏頃には事業者を認定する。

公募するのは、BS放送の右旋帯域。現在右旋帯域では、NHKと民放キー局5局の4Kチャンネルに加え、NHK、民放キー局5局、WOWOW、スターチャンネル、日本BS放送、放送大学、ジェイ・スポーツなどの2Kチャンネルがスロットを利用している。

しかし、2020年3月末に終了した「Dlife」や「FOXスポーツ&エンターテイメント」、2022年10月末に終了した「BSスカパー!」、2024年3月末に終了予定の「NHK BSプレミアム」など、空いた右旋帯域の活用が議論されていた。

総務省・デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会(第16回)配付資料より

総務省は、衛星放送の今後を検討するワーキンググループや基幹放送普及計画などでの議論や取りまとめを踏まえ、「新4K8K衛星放送」の更なる普及、そして周波数の有効利用の促進を目的に、右旋帯域で生じている空きスロットを新しい4K放送に割り当てる。

NHK BS8KやWOWOW 4Kが利用する“BS左旋”、J SPORTSやスターチャンネル4Kが利用する“110度CS左旋”と異なり、BS右旋は、従来のBS放送と同じ電波・周波数を使うため、アンテナや配線等を交換せずに視聴できるのが特徴。

総務省・デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会(第16回)配付資料より