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Qualcomm、2つのイヤフォンとスマホの接続切替がスムーズなTrueWireless Mirroring
2020年3月26日 11:39
クアルコム(Qualcomm)子会社のQualcomm Technologies Internationalは米国時間の25日、複数のワイヤレスイヤフォンを1台のスマホに接続した際に素早く切り替えられる「TrueWireless Mirroring」をサポートするBluetoothオーディオSoCを発表。プレミアム製品の「QCC514x」と、エントリー/ミドルクラス製品のQCC304xをラインナップする。
QCC514xとQCC304xは、より改善した接続性、電池寿命、快適性を提供。アクティブノイズキャンセリング技術のHybrid Qualcomm Active Noise Cancellation(Hybrid ANC)専用のハードウェアを統合、Voice Assistantをサポートし、優れたサウンドと音質を提供するという。
TrueWireless Mirroringは、1つのイヤフォンがスマートフォンとBluetoothで接続した際に、もう1つのイヤフォンがスマートフォンとBluetoothで接続しているイヤフォンをミラーリング。各イヤフォンの素早い切り替えに対応する。例えば、ユーザーがイヤフォンを耳から外した時に、ミラーリングしているもう1つのイヤフォンがスマホに接続され、ユーザーのアクション無しに音楽ストリーミングや音声通話が途切れずに利用できるという。
なお、TrueWireless Mirroringは一つのBluetoothアドレスを管理しているため、ユーザーがスマホとペアリングをする時には1つのデバイスだけが表示される。
Hybrid ANC専用ハードウェアの統合により、低遅延で周囲の環境を検知することが可能。飛行機の中だけでなく、スポーツや事務所などでもノイズキャンセルを利用できる。
また、QCC514xとQCC304xは様々なユースケースでの低消費電力に最適化。65mAhの電池で最大13時間の再生が行なえるという。
プレミアム製品のQCC5141は、複数のボイスシステムのAlways on Voice(ウェイクワード)をサポート。エントリー/ミドルクラス製品のQCC304xはボタンを押すことで複数のボイスシステムをサポートするボイスアクティベーションに対応。OEMメーカーは、ボイスアシスタント機能を迅速でコスト効率良く追加できるとしている。