任天堂とテンセント、中国版Nintendo Switch向けネットワークサービスを2026年に終了予定。中国版ニンテンドーeショップなど含め終了へ

テンセント/任天堂は11月26日、中国国内におけるニンテンドーeショップをはじめとするNintendo Switchのネットワーク関連サービスを終了予定であることを発表した。2026年3月31日から2026年5月15日にかけて段階的に終了されていく見込み。

任天堂は、2019年よりテンセントと提携し、中国でのNintendo Switchの展開をおこなってきた。一方で中国版Nintendo Switchでは独自仕様も存在。ニンテンドーeショップでも中国政府による審査を通ったライセンス獲得済みのゲームしか販売されないほか、ほかの地域のニンテンドーeショップへのアクセスが基本的に不可能といった制限も設けられている（関連記事）。

そして今回テンセントおよび任天堂は、中国国内におけるニンテンドーeショップをはじめとするNintendo Switchのネットワーク関連サービスを終了予定であることを告知。2026年3月31日から2026年5月15日にかけて段階的に終了されていくことが案内された。中国のユーザーは補填として、以下の13タイトルから4本のゲームを無料で受け取ることができるという：

『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』
『スーパーマリオ オデッセイ』
『マリオカート8 デラックス』
『スーパー マリオパーティ』
『マリオテニス エース』
『ヨッシークラフトワールド』
『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』
『やわらかあたま塾 いっしょにあたまのストレッチ』
『脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』
『星のカービィ スターアライズ』
『New ポケモンスナップ』
『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ』
『ポケットモンスター Let’s Go! イーブイ』

中国版Nintendo Switchの独自仕様により、中国のニンテンドーeショップではほかの地域よりも販売されているゲームタイトルがかなり少ないといった状況も報告されていた。理由については説明されていないものの、今回そんな中国国内のニンテンドーeショップを含むネットワーク関連サービスが2026年に終了予定であることが明らかとなったわけだ。

なお任天堂は今期中、つまり2025年3月末までにNintendo Switchの後継機種を発表予定。後継機種が中国でも販売されるかどうかも含め、テンセントとの提携でおこなわれてきた任天堂の中国展開が今後どのような方向に向かうのかも注目される。