デッキ構築ローグライク『Cut the Cards』発表。カードの説明文をハサミで切ってペーストし、新たなカードを作り出す

Gigantic Byteは2月4日、『Cut the Cards』を発表した。中世ファンタジーの世界を舞台とする、ローグライク要素のあるデッキ構築型戦略ゲームだ。

デベロッパーのGigantic Byteは2月4日、『Cut the Cards』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年発売予定だ。

『Cut the Cards』はローグライク要素のあるデッキ構築型戦略ゲームだ。プレイヤーはカードを使って戦闘やテキストベースのイベントをこなし、自動生成されたマップにて中世ファンタジーの世界を冒険する。

本作では、カードの説明文を“ハサミで切って”くっつけ、新たなカードを生み出すことができるという。カット&ペーストの要領で、カード効果を合成することができるようだ。たとえばPoison frogsというカードからPoisonを切り取ってArcheryに貼り付ければ、Poison arrowが作成可能となる。

また、単語のなかから別の単語を抜き出すことで、新たな効果を作ることもできるようだ。公開されたトレイラーでは、Gobletsの説明文中のchalices(杯)という単語のなかから、iceのみを切り出しDagger flurryと合成、氷属性のダガーを作り出している。本作はカスタムされた自然言語処理エンジンを使用しているといい、それによって新たに作られたカードの効果が決定されるという。なお、本作には大規模言語モデルは含まれていないとのこと。

 


戦闘では物理演算が利用されており、たとえば矢のカードを使用すると、実際に敵に向かって矢が飛んでいくという。物理演算の結果、敵に命中しなかった場合はダメージを与えることができないようだ。モンスターの挙動や弱点などを見て適切なカードを作成し、使用していくことになるのだろう。

またテキストベースで進行するイベント中でも、カードを使用することが可能という。トレイラーでは川を前にしたプレイヤーが、sharkからarkを、arrowからrowを切り出して合成し、“Row the ark”という文を作成、Boatを作り出して川を渡っている。カードの種類は数百種類用意されるといい、手持ちのカードの効果だけでなく、組み合わせることでどんなカードが作れるかを考えながらのゲームプレイになるとのことだ。

『Cut the Cards』はPC(Steam)向けに2025年発売予定だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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