ハイエースがお洒落でレトロモダンな隠れ家に! ヴィンテージシリーズ RETREAT(リトリート)|ダイレクトカーズ【Vol.4】
レトロなルックス×便利な機能 ヴィンテージリーズ RETREAT(リトリート)
三重に拠点を構えるダイレクトカーズがカスタマイズしてきたハイエースは、車内で過ごす時間を快適に楽しめる豪華な空間作りがコンセプトになっている。Vol.1~3ではユーザーの使用目的に見合った様々なハイエースを特集してきたが、紹介したい魅力的なハイエースはまだまだある。
まず紹介するのはリアルウッドの家具を配置し、隠れ家のようなに仕上げた『ヴィンテージシリーズ RETREAT(リトリート)』だ。
こちらは「ジャパンキャンピングカーショー2020」の「第8回キャンピングカーアワード」に選ばれた女優 福原 遥 さんに、副賞として1年間貸与することになった車両だ。
リアルウッドを採用してレトロな雰囲気を演出 ハイエースを落ち着いた隠れ家に!
キャンピングカーには様々なスタイルがあるが、欧米で物凄く人気になっているものがある。それは、生活に必要な最低限の荷物を載せて、クルマを拠点にミニマムでシンプルに生きていくライフスタイルアメリカンVAN LIFEだ。
ダイレクトカーズのリトリートはその『アメリカンVAN LIFE』をヒントにして製作されており、ただ単に寝泊まりするクルマではなく移動できる趣味の部屋として充実した装備を詰め込み、快適に生活できる空間を作り上げている。
現代の日本では趣味の小屋を持つことは難しい。しかし自分だけの隠れ家が欲しい、移動する家が欲しいなんて人に向けた最適解となるだろう。
リヤスペースはサイドパネルからルーフまでリアルウッドを採用してレトロな雰囲気を漂わせている。まるで隠れ家にいるかのような落ち着いた室内空間に包まれる。
レトロなルックスだけじゃない!使い勝手の良い家具を備えて快適に生活が可能!
アウトドア用としての利用やクルマを生活の拠点とする場合のどちらでも問題となるのが作業スペースの確保や小物などの収納。しかしリトリートであればその心配もない。標準装備のフルフラッドベッドが様々な機能を持っているためだ。
このフルフラットベッドは、大人が寝るのに十分なサイズ(長さ1800mm×幅800mm)があり、ベッドマットを外せばウッド製ベンチとして使用できる。そして料理等をするのに便利なスライドテーブル、ベッドマットの下には小物類が整理できる収納スペースが用意されている。
そしてリヤドアのすぐ後方の窓の位置には格納式テーブルが標準装備となっている。このプルターンテーブルは室内で机を使った作業をしたい時に大変便利。
テーブルを格納している時は収納としても利用できるため、テーブルで作業をするものを収めておけばすぐに作業に取り掛かることができる。
テーブルの下には容量の大きい収納も用意されている。これらを展開式のテーブルと容量の大きい収納の組み合わせによって、キッチンとしての利用やラップトップPCや本などを格納したデスクとしても使えるため、様々な使い方が想像できるだろう。
ベース車両はハイエースの中でも価格が抑えられたバンタイプのDXグレードで4ドアと5ドアの2タイプから選べる。
純正のDXのシートはヘッドレストもない補助席のような作りだが、リトリートの仕様は後席の快適性がグーンと高まっている。4ドア仕様の後席には1200mmサイズのREVOシート、5ドアにはダークプライムIIの純正セカンドシートを標準装備。4ドアのREVOシートは、リクライニングさせることでサブベッドとしての使用が可能だ。
そして5ナンバー(乗用登録)であることもポイントだ。4ナンバー(貨物登録)の場合は毎年車検となるため、少々面倒であり、車検を受けている期間はクルマが使えない。しかし5ナンバーであれば他の乗用車と同様に2年に1回の車検で済む。週末のみ使用する人やクルマをベースとするノマドな生活を送る人には嬉しい仕様だろう。
趣味としてだけでなく『働きながら旅をする』なんてことも想像してしまうようなデザインと充実した機能を備えたヴィンテージシリーズのリトリート。だけの小屋を持つことは難しい、しかし隠れ家が欲しいなんて人には最適ではないだろうか。気になった人は是非実車を見て室内空間を体験してほしい。使い勝手の良さはもちろんのこと、室内空間の上質さは写真見る以上に感動するかもしれない。
興味をもった方は動画も要チェックだ!
ヴィンテージシリーズ リトリートのスペック
■ベース車両:ハイエースバン DX ナローボディ×ロング
■乗車定員:5人乗り/5ナンバー
■標準装備(4ドアモデル/5ドアモデル共通)
常設ベッド/サイド家具/リアルウッドサイドパネル/リアルウッドルーフ/プルダウンテーブル/スライドテーブル/アウトドアマットテーブル
■4ドアモデル標準装備
1200 i-seat REVO(セカンドシート)/リアルウッドフロア
■5ドアモデル標準装備
ハイエース ダークプライムII 純正セカンドシート/重歩行用ポンリュームフロア/トリムウッド加工
■仕様別 価格一覧 ※税別 車両価格を含む
2WDガソリンMT | 2WDガソリンAT | 2WDディーゼルAT | 4WDディーゼルAT | |
---|---|---|---|---|
4ドアモデル | 355万円 | 369万円 | 419万円 | 449万円 |
5ドアモデル | 325万円 | 339万円 | 389万円 | 419万円 |
ヴィンテージテイスト×快適シート8人乗り プレミアムフリーワゴン・ネクストヴィンテージ
もうひとつのヴィンテージシリーズが、車中泊仕様の人気モデルであるネクストシリーズに遊び心を加えたプレミアムフリーワゴン・ネクストヴィンテージだ。
特徴的なのは通常10人乗りのハイエースワゴンを8人乗りで様々なシートアレンジを可能としながら、319万円(税別)からという手ごろな価格設定が魅力だ。3ナンバーの乗用登録のため車検も2年ごとで良い。
ワイドボディのワゴンGLをベースに、3列目シート2座を取り除き、中央にはファミリーでも車中泊を楽しめるくらい広いフルフラットなベッドキットを展開できる。ベッドの天板を外せば3人掛けのソファモードにもなるなど、用途に合わせたレイアウトが可能。
ベッドの台座は収納スペースを設けたリアルウッドの家具が備え付けられており使い勝手もいい。
ストライプデザインのシートカバーやベッドキットはアイボリーで統一されており、フロアはウッド調のフローリング加工、運転席のコンソールパネルやドアの内張りもウッド調となっている。そのネーミング通りヴィンテージの雰囲気を強めており、欧州車のようなお洒落さだ。
最後尾の4列目シートを折りたためば、ワゴンボディならではの広いラゲッジスペースも確保できる。さらにベッドキットを外せば、多くの荷物を積んだり、バイクやMTBを載せたトランポとしての使用も可能だ。
このように快適なシートでの移動と大容量スペース、広いベッドキットを備えた仕様のハイエースであれば、アウトドアの幅がグンと広がるはずだ。
レトロな雰囲気を実際に見てみたい人や座り心地の良いシート、ベッドの広さや質感を確かめたい人はダイレクトカーズで実車をチェックしてほしい。
プレミアムフリーワゴン・ネクストヴィンテージの仕様
■ベース車両:ワゴンGL
■乗車定員:8人乗り/3ナンバー
■価格:319万円~
このように魅力的なハイエースを様々用意しているダイレクトカーズ。次回Vol.5紹介するのは10人乗りのワゴンGLをベースに電動キャプテンシート×2を備えて8人乗り仕様にしたプレミアムフリーワゴン・ラグジュアリー8。大勢を載せながら全員の移動を快適にしたいユーザーにオススメのカスタムコンプリートカーだ。次回もお楽しみに!
- 筆者 オマドーン
- 元自動車雑誌編集者で、現在はフリーランスフォトグラファー・ライターとして活動している。カスタム系雑誌やWEB媒体への寄稿も多く、関西エリア、東海エリアを主に拠点としている。車両撮影やイベント取材も積極的に行っており、様々な才能を多方面で発揮しているマルチプレイヤーだ。
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Brand Info - ダイレクトカーズ
ダイレクトカーズは、常時70台以上の展示車両が並ぶ東海地区で最大級の車中泊・キャンピングカーの専門店。神奈川県厚木市にも常時15~20台の各種ベースモデルが展示された「ショールーム ATSUGI BASE」を構えています。同店では、車中泊車両やキャンピングカーを始め、ユーザーの希望を叶えるカスタマイズを加えた車両を開発・ラインナップ。自社工場・整備工場も併設されており、お好みに合わせたカスタムやアフターメンテナンスを行うことできます。店内ショールームには500点以上のパーツやキッズコーナーもあり子連れやペット同伴での来店も可能です。