Photoshopで画像を簡単に円形に配置する方法
こんにちは、さち です。
今回は、以前紹介したPhotoshopプラグイン「コピーズ(Copies)」を使い
Photoshop で簡単に画像を円形に配置する方法を紹介します。
操作手順(例)
まずは、細かいことは後回しにして手順を説明していきたいと思います。
- 円形に配置したい画像を中央付近に配置します。
- 「フィルタ」→「MuRa's Meister」→「Copies」と進みます。
- 「Shift Mode」を「Circle」にして
各パラメータの数値を下の画像と同じように設定します。
ただし「Shift X」「Shift Y」の数値は状況に合わせ微調整が必要です。
円の形を整え終わったら「OK」をクリックします。
- 完成です。
各種パラメータの意味(Shift Mode が Circleの場合)
上の手順をすればとりあえず円形に配置することはできますが
各種パラメータの意味を理解すると色々なアレンジができるようになります。
Number
円形に並べる画像の数です。先程の例の場合は16個です。
Shift X,Shift Y
画像を配置する円の幅と高さを指定します。
「Shift X」で幅、「Shift Y」で高さの指定をします。
Angle,Rotation
「Angle」は始点における画像の向きの指定
「Rotation」は始点から終点にかけての回転量の指定です。
(自転のような動きで)時計回りに回転し「100」で一回転します。
先程の例の場合はAngleは「0」なので元画像と同じ向き
Rotationは「100」のため始点から終点にかけて時計周りに一回転します。
Phase,Cycle
「Phase」は始点の位置を指定します。
円右側の始点を「0」として(公転のような軌道で)円周上を時計回りに進み「100」で一周します。
「Cycle」は描く円周の長さの指定です。
こちらも同じく時計回りに進み「100」で一周分になります。
先程の例の場合はPhaseが「25」なので円の下側が始点となり
Cycleが「100」のため始点から円周上を時計回りに一周します。
※もし仮にCycleが「50」なら半円、「25」なら4分の1の円(扇形)になります
Attenuation
らせんの指定をします。
プラスの値にすると終点が徐々に中心に向かって行き
マイナスの値にすると始点が徐々に中心に向かって行きます。
「0」にすると正円となります。
※画像はAttenuationが「100」のとき
Scale
始点から終点にかけての拡大縮小の量を指定します。
「100」で拡大縮小なし
「100より大きい数値」で徐々に拡大
「100より小さい数値」で徐々に縮小します。
※画像はScaleが「20」のとき
Thru BG Range,BG Color
「BG Color」で指定した色を透明化します。
「Thru BG Range」で透明化の強さを調節します。
FadeOut
フェード効果をつけます。
「0」でフェード効果なし
「0より大きい数値」で徐々に画像を消し(フェードアウト)
「0より小さい数値」で徐々に画像を出します(フェードイン)。
※画像はFadeOutが「100」のとき
慣れるまでは少し操作が複雑ですが
とても便利なプラグインですのでぜひ使ってみて下さい。
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