大谷イビサのIT業界物見遊山
日々、発表会や取材に飛び回るTECH.ASCII.jpの大谷イビサが感じたことを書きつづります。業界動向や気になったトピック、IT業界のカルチャーや取材こぼれ話まで、箸休めにお読みください。
2024年09月10日 14時00分更新
文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp
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2024年09月10日 14時00分
ITトピック
死蔵する音声データ テキスト、画像に続かない理由を1冊の本をきっかけに考えた
第73回 音声データはなぜAI活用のメインストリームにならないのか?
テキスト、画像に比べてAIでの利活用が進まなかったのが音声データだ。声を用いた音声インターフェイスはそれなりに普及してきていると思うが、ビジネスでの利用はまだまだだ。今後、音声データの利活用は進むのか? 1冊の書籍をきっかけに、課題と解決を考えてみた。
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2024年09月05日 11時00分
ITトピック
医療現場でのAIと人間の役割分担についても考えた
第72回 乳がん患者の不安に寄り添う大阪国際がんセンターのAIに期待
乳がん患者の不安に寄り添う大阪国際がんセンターの生成AI。家族が乳がん患者だった経験のある私からすると、とても筋のよいAIの使い方に思える。正確で信頼できる情報を提供できるこのシステムは、不安にさいなまれる多くの乳がん患者を救ってくれるはずだ。
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2024年09月03日 15時00分
クラウド
市場の拡大には使い勝手、コスト、ユーザー育成が重要
第71回 GPUクラウドをみんな知らない ニーズのなさか、伸びしろか
「国内利用率わずか5.4%、約9割が海外サービスを利用」。8月29日にGMOインターネットグループから発表された「GPUクラウド利用実態調査」の見出しにはちょっと驚いた。生成AI全盛期の最中、GPUの需要はうなぎ登りだと思っていたが、GPUクラウドの利用はまだまだだ。果たしてどの程度の需要が望めるのだろうか?
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2024年07月20日 15時00分
TECH
テストやOSの課題は20年前と変わってない?
第69回 最新のセキュリティ対策を求めた企業がブルースクリーン問題の被害に
CrowdStrikeのソフトウェアに起因する全世界的なWindowsブルースクリーン問題。リモートでの対応が難しいという情シスにとって差し迫った課題も大きいが、単一のソフトウェアモジュールに一撃でストライク(撃墜)されてしまうOSの構造にも問題がある。
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2024年07月09日 10時00分
エンタープライズ
両方わかるお得なコラム
第68回 プッチンプリンとSAPマイグレーションの話、かみさんと話(HANA)してみた
プッチンプリン問題が話題になっているだけあり、6月末にアップした「「S/4HANA」発表から9年、マイグレーションという難題に取り組み続けるSAP」という記事が、なかなか読まれている。しかし、ボスは読まれただけでは飽きたらず「マイグレーションってなに?」「プッチンプリンとどう関係する?」と質問攻めにしてきたので、プッチンプリンも、SAPマイグレーションも理解できるような記事を作ることにした。以前もやった、かみさん(元IT業界)と私(ASCII編集部 大谷イビサ)の会話である。
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2024年06月10日 09時00分
Team Leaders
もはや目をそらせないSaaSの最適化
第67回 生成AIオプションでコストは倍に? 値上がりし続けるSaaSとロックインの話
物価高騰の影響を受けて、SaaSのコストもどんどん上がっている。生成AIの機能を使うために追加コストが必要なサービスもある。コロナ禍で増えすぎたSaaSをきちんと最適化していくためには、ユーザー企業側でも正しい目利きが必要になる。
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2024年05月10日 09時00分
ITトピック
「システム障害はなぜ起こるのか?」の対談の前日に得た体験と気づき
第66回 火災報知器が鳴り響くカレー屋での経験は、障害対応の大きな学びだった
渋谷のカレー屋で会食の途中、突然の火災報知器! その日の会食は5人だったが、経験豊富なマーケターと経営伴走者がいたことで、「これこそ正しい障害対応では?」という素晴らしい学びを得ることができた。当日の模様をレポートするとともに自身の気づきを書き連ねておきたい。
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2024年05月02日 12時00分
ITトピック
「春の記者キャラバン~渋谷事変編~」をレポート
第65回 記者キャラバン復活! 広報・PRとの対面ミーティングは記者のガソリンだ
記者が広報・PR会社を練り歩く記者キャラバンを久しぶりに再開した。久しぶりに対面でのミーティングを再開することで、果たして対面での価値を再認識できるのだろうか?豪雨だった4月前半の記者キャラバンの模様をレポートしていきたい。
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2024年04月16日 09時00分
ITトピック
2011年の東京リージョンを思い出した記者が歴史を振り替える
第64回 恵まれすぎたOpenAIの船出 生成AIはクラウドの歴史をなぞるのか?
昨日はOpenAIの日本法人設立が華々しく発表され、2011年のAWSの東京リージョン開設を思い出した。「歴史は繰り返す」というが、果たして生成AIも、クラウドと同じ道をなぞることができるのか? OpenAIはAWSのような業界をリードするプレイヤーになれるのか?ちょっと考察していきたい。
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2024年03月27日 10時00分
デジタル
春の驟雨に祝福されたスイングバイIPOの宴
第63回 祝上場! 東証でのソラコム上場セレモニーをフォトレポート
いよいよ東証グロース市場の上場にまでこぎ着けたソラコム。昨日は東京証券取引所で「鐘を叩く儀式」として知られる上場セレモニーが行なわれた。今回は「物見遊山」という連載名の通り、上場セレモニーの様子をフォトレポートしていこう。
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2024年03月19日 10時00分
クラウド
内製化は向く会社、向かない会社がある
第62回 キラキラに見えた内製化事例の表と裏 DXを夢見た企業の現在地
過去に取材したkintoneイベントの登壇企業の社員に話を聞いた。kintoneの車内広告にあこがれて内製化を進めていたはずだが、その内情はなかなか厳しい。アプリはなかなかできず、完成度もイマイチで、情シスも現場も疲弊してしまったようだ。ノーコードツールだからといって、業務知識のある社員であれば内製化も容易と考えるのは早計だ。
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2024年02月16日 10時00分
クラウド
たった12年半で日本のクラウド市場をここまで成長させた立役者
第61回 2兆2600億円の投資に値する日本市場を育てたAWSジャパン長崎社長
3月11日付けでAWSジャパンの長崎忠雄社長が退任する。12年半という長い期間に渡り、日本のクラウド市場を立ち上げ、先頃発表された2兆2600億円という巨大投資を実現した重要な立役者である長崎社長。記者の目線から見た長崎氏と、その功績について振り返って見たいと思う。
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2024年02月13日 07時00分
Team Leaders
社名変更にまつわるエトセトラ
第60回 LINE WORKS、Chatwork、次はどこ? お兄さんスタートアップの社名変更事情
LINE WORKSに続いて、Chatworkも社名変更。同じビジネスチャットなので、社名変更をからめて戦略をまじめに語るつもりだったが、調べていくうちに次はどこが社名変更するかを考えた方が面白いのではないかと思い始めた。両者の事情に加え、社名変更にまつわるエトセトラを調べてみた。
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2024年02月09日 09時00分
ネットワーク
勉強会取材での収穫は単なるノウハウの吸収だけじゃなかった
第59回 クラウドコスト削減に向き合うべきこれだけの理由
H3600人以上が登録し、同時接続1800を超えたという話題のテックイベント「コスト削減天下一武道会」に参加してきた。すでにレポートはアップ済みだが、ともすれば後ろ向きなコスト削減を楽しく、生産的に、チームで行なっている事例に感銘を受けた。
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2024年01月26日 11時00分
ネットワーク
HPE買収を機にインターネットの拡大を支えてきたその偉業を振り返る
第58回 2兆円の価値を培ってきたジュニパーネットワークスの四半世紀
HPE(Hewlett-Packard Enterprise)におよそ2兆円で買収されることになったネットワーク機器大手のジュニパーネットワークス。現在の認知度は通信・IT業界のみにとどまっているような気がするが、革新的な技術によって、ネットワーク最大手であるシスコの有力な対抗馬として四半世紀も君臨し続けてきた。ここではインターネットの拡大を支えてきたジュニパーネットワークスの功績を改めて掘り返してみることにした。
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2024年01月09日 11時00分
クラウド
AWSコスト削減の勉強会、申し込み2000人超えのインパクト
第57回 AWSユーザーの今の関心はコスト削減 生成AIじゃない
とある個人ユーザーが2月に開催するAWS勉強会に、2000人以上もの参加登録が殺到し、クラウド界隈で大きな話題となっている。勉強会のテーマは「AWSコストの削減」。物価高や為替の影響で、クラウドユーザーの関心軸は今流行の生成AIよりコスト削減に向かっている。
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2023年12月15日 11時30分
クラウド
技術要件は他事業者でもクリアできるはず では、なぜさくらなのか?
第56回 さくらインターネットがガバクラ事業者に選ばれた理由を深掘りする
長らく外資系のみだったガバメントクラウドの選定事業者に、さくらインターネットが選定された。大手通信事業者ではなく、なぜさくらインターネットが選ばれたのか? 外資系クラウドとの競合というテーマがナンセンスである理由とは? さくらインターネットを集中的に取材していた立場から深掘りしてみた。
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2023年11月27日 23時00分
クラウド
ラスベガスとイベント会場の模様をフォトレポート
第55回 いよいよAWS re:Invent ラスベガスでは新名所「SPHERE」が迎えてくれた
AWS re:Inventに参加すべく、米国ラスベガスにやってきた。イベントレポートの前に、久しぶりへのラスベガスは新名所「SPHERE」がお出迎え。数時間後からはコロナ禍前と変わらないすさまじい規模でのイベントが本格的にスタートする。
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2023年11月24日 09時00分
クラウド
行かねばという使命感、そして今年こそは外せないと思ったわけ
第54回 5年ぶりのAWS re:Invent、行ってきます
タイトルの通り、来週開催される「AWS re:Invent 2023」に行ってきます。2018年以来5年ぶりになるのだが、コロナ禍もあったので海外自体も実は5年ぶり。先日、改めてパスポートも取り直してきた。50過ぎのIT記者としては情けない限りなのだが、久しぶり過ぎて、けっこう緊張しているので、コラムを書いて落ち着くことにした。
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2023年11月17日 09時00分
クラウド
「ペンペン草しか生えない」と予想した10年前の答え合わせ
第53回 国産クラウド13年目の風景は荒野じゃなかった
先週、サイボウズデイズ2023に参加して、驚いたのは100を超える出展パートナーとそこを訪れる人の多さだ。コロナ禍明け久しぶりのリアルイベントであることを差し引いても、幕張メッセのビジネスイベントでこの賑わいは驚異的。国産クラウド13年目の風景は荒野じゃなかった。
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2023年09月19日 10時30分
ITトピック
メディア向けの勉強会に呼んでもらったのだが……
第52回 プラットフォームエンジニアリングがわからない
先週、エーピーコミュケーションズによるプラットフォームエンジニアリングについての勉強会に参加したのだが、全然理解できなかった。理解した前提のレポート記事は無理なので、せめて解説のどこで詰まって、なにがわからなかったのかくらいは理解しておきたい。勉強会の模様を追いながら、自身の思考を追いかけていくことにする。
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2023年10月06日 10時00分
クラウド
コロナ渦でクラウドの主役はIaaSからSaaSへ
第51回 カレーを作ったらクラウドが理解できた
最近書いた入魂のコラムが鳴かず飛ばずで、ボスから苦い顔をされているので、トリッキーなネタを持ってくることにした。コロナ禍でいろいろな方法でカレー作りをしてきたら、クラウドのレイヤー構造が説明できるぞというネタだ。でも、最近のクラウド動向を理解するような意外といい話もあるので(自分で言うな)、がんばって読んで欲しい。
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2023年09月14日 10時00分
ITトピック
なにより米政府が恐れたもの
第51回 米国の制裁を成長の糧にしたファーウェイの強靱さ
先日、ファーウェイ(華為技術)の法人事業の最新動向についてプレスブリーフィングを受けた。近年、ファーウェイは米政府による制裁の影響で、スマホの端末事業が大きく落ち込んでいるが、意気消沈している様子はまったくない。研究開発費を売上の1/4にあたる年間3兆円規模に引き上げた結果、スマホ端末と通信機器というコアビジネスをさらに強化し、クラウドと電力という2つのビジネスを急成長させている。
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2023年08月25日 09時00分
Team Leaders
アプリ開発が楽しくなければ、結局は続かない
第50回 「ノーコード/ローコードはワクワクしない」は本当か?
プログラムコードを記述することなく、もしくはごく少量のコードでアプリを開発できる「ノーコード/ローコードツール」が増えてきた。DX、内製化、リスキリングなどのキーワードとともに、業務課題を改善するためのアプリを現場ユーザーが自ら開発するという潮流も隆盛を誇っている。では、果たしてノーコード/ローコードツールによる開発は、現場をワクワクさせているのだろうか?
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2023年08月17日 09時00分
ITトピック
マイナ保険証での導入でいよいよ本格化する顔パスの世界
第49回 敵か味方か顔認証 便利さと気味悪さのはざまで
この7月は事例を取材する記者と導入を模索するユーザー、2つの立場で「顔認証」という技術に向き合うこととなった。スマホでの生体認証として一般的な存在となり、今後はマイナ保険証の利用でもお世話になる顔認証の便利さとそこにつきまとう気味悪さについて考察していきたい。
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2023年07月28日 11時00分
データセンター
ITやインターネットを支える「窓のない、なぞの巨大建築物」の見え方
第48回 データセンターの所在地ってやっぱり書いてはいけないのか?
いろいろなところからマサカリが飛んでくるのはわかっているが、以前から感じていた疑問について書いてみたい。
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2023年07月19日 09時00分
ITトピック
地銀によるITコンサルティングは地元の経営者に刺さる
第47回 田舎の社長がデジタルに腹落ちする瞬間
地方の中小企業のデジタル化に地域に根付いた地方銀行が関わる事例が増えている。DXのはるか手前のデジタル化だが、地方の中小企業への取材がほとんどなかった自分にとっては、その一歩はとても大きいと感じられる。
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2023年07月11日 09時00分
ITトピック
第46回 意外と廃れない「DX」の神通力 もはや「IT化」くらいの意味でいいのでは?
DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が流行りだして3年。長らくバズワードにさらされ続けてきた記者の立場からすると、そろそろ廃れるのかなと思いっていたが、中小企業や自治体に取材すると、いまだにDXという言葉にさらされない日はない。この言葉の神通力は意外と強いのではと感じさせられる。
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2023年06月29日 11時00分
クラウド
エンタープライズにフォーカスする両者のDNAがだんだん似てきた
第45回 IBM化したAWSジャパン その2つの意味
この数年で「AWSジャパンはすっかりIBM化した」ように感じている。そして、この「IBM化」という表現を、自分では半分揶揄のつもりで使っていたが、残りの半分にどのパーツが当てはまるのかしっくり来なかった。しかし、先日の日本IBMの社長と会食に参加して、別の意味が加わった。これは極私的に感じたIBM化という表現の言語化である。
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2023年04月10日 12時30分
ITトピック
自分で飛び込まず、担当者に任せて知らなかった6社のブースへ
第44回 出会いを求めてJapan IT Weekへ IT記者の気まぐれレポート
毎日のように原稿の締め切りラッシュだった期末を超え、先週は総合IT展示会「Japan IT Week 春(主催:RX Japan)」に参加してきた。PR会社のPR TIMESさんのサポートをいただきながら、新しい製品やサービスに出会ってきた。
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2023年03月16日 11時00分
ビジネス
マイナポータル連携でe-Taxは圧倒的に便利になった
第43回 あれから7年 僕はようやくPaSoRiにお礼が言える
年末調整に間に合わず、サラリーマンでありながら、確定申告しなければならなくなったオオタニ。しかし、今年度はマイナンバーカードとマイナポータル連携のおかげで、医療費情報や保険の控除証明書をオンラインでやりとりできるようになった。そんな便利なe-Taxで活用したのが、7年前に記事を書いたソニーのICカードリーダー「PaSoRi」である。
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2023年02月08日 09時00分
Team Leaders
第42回 増えすぎたSaaSの淘汰とAIの静かなる浸透 2023年のクラウド動向を読む
2023年のクラウド動向としては、やはり社内でのSaaSの淘汰とAIの浸透が挙げられる。金利や為替の影響もあり、コロナ禍で膨らんだIT予算は今年はシュリンク傾向になっていくことが予想される。少なくともDXに向けて必要な投資なのか、否かがシビアに選別されることになる。
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2023年01月03日 16時00分
地方活性
出張に出かけるとそこは「大阪いらっしゃいキャンペーン」だった
第41回 食事もおみやげも!「おおさかPAY」でお得な出張を堪能しよう
12月の大阪出張は、「大阪いらっしゃいキャンペーン2022」の期間と重なり、なかなかお得な旅だった。ここではサラリーマンの出張でも便利に使える「おおさかPAY」の利用レポートをお送りしよう。大阪いらっしゃいキャンペーンは2023年3月まで実施されるので、ぜひ参考にしてほしい。
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2022年12月27日 14時00分
レジャー&ショッピング
美しい夕陽と海、食事を堪能した宮崎の取材旅をレポート
第40回 大人のリゾート地として再生した青島の魅力を僕たちはまだ知らない
コロナ禍で長らくオンライン漬けだったが、今年は大好きな地方取材が復活してきた。ここでは今年後半の取材旅を振り返って見たい。最初は大人のリゾート地として再生した宮崎県の青島だ。
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2021年04月30日 09時00分
Team Leaders
第39回 新型コロナ真っ最中の日本、ビジネス基盤になり始めたSaaSの最新動向
人手不足やダイバシティなどを起点とした2019年の働き方改革、新型コロナウイルスの影響を受けた2020年のテレワークブームを経て、いよいよSaaSがビジネスの基盤になってきた感がある。ここでは、最近特にフォーカスしているビジネスチャットやコンテンツ管理、ワークフローなどの分野でなにが起こっているかを見ていこう。
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2019年08月19日 11時00分
Team Leaders
ビジネスハブを目指すクラウド事業者たち 注目はディープなサービス連携
第38回 ビジネスチャットの中で仕事が完結する世界はやってくるのか?
ビジネスチャットのベンダーが指向する「ビジネスハブ」。チャットの中だけで仕事が完結できる世界は来るのか?
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2019年07月01日 09時00分
Team Leaders
ホワイトカラーの労苦を取り去るオルタナな選択肢
第37回 B級テクノロジー「RPA」が働き方改革に悩む日本企業を救う
とかくエンジニアやコンサルから嫌われがちなRPAだが、日本企業の働き方改革に寄与していると言ってもよいのではないだろうか?
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2019年04月25日 07時00分
データセンター
ハイパースケーラ-との共存するグローバルデータセンター
第36回 クラウド市場での隠れた勝者エクイニクスはなぜ強いのか?
エクイニクス・ジャパン古田氏とのランチミーティングに参加してきた。カジュアルながら、充実した「雑談」を記事化してみたいと思う。
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2019年01月04日 12時00分
クラウド
第35回 1.9万シェアされたコラムから記者はなにが学べるか?
昨秋に書いたさくらインターネットのコラムが過去にないくらいバズったので、書き手の立場として、一応分析してみた。
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2018年12月21日 17時30分
クラウド
第34回 リアルイイクラ納会はIT媒体の作り手と読者の新しいコミュニティだったのはないか
20日木曜日の夜、市ヶ谷のオフィスでTECH.ASCII.jp主催の忘年会イベント「リアルイイクラ納会2018」が開催された。TECH.ASCII.jpの3人とともに、他メディアの記者、編集者、ライターたちが参加者といっしょに2018年の記事について語り合う最高に楽しいひとときだった。
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2018年12月06日 10時00分
TECH
2ヶ月に2回行ったラスベガス出張を振り返る
第33回 IT記者のラスベガス出張ってこんな感じ
先週は1週間、AWSのイベントでラスベガスにいました。ここではIT記者のラスベガス出張について書いてみます。
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2018年10月23日 09時00分
Team Leaders
注目のスタートアップの情報を足で稼いでみた
第32回 記者が広報・PR会社のもとに出向くキャラバンやってみた
最近は記者も働き方改革だ。働き方について取材していると、最終的には個人のタイムマネジメントが非常に重要であることがわかってきた。ということで、最近は広報やPRの人にまとめて会うキャラバンというプロジェクトをやっている。
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2018年10月18日 09時00分
クラウド
ITが経営に影響を与えるほど日本企業はまだDXしてない
第31回 V字回復のクラウド美談「陣屋」事例の正しい読み方
テクノロジー活用でV次回復を果した老舗旅館の記事、どう読み解けばよいのだろうか?
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2018年09月10日 09時30分
データセンター
北の大地でさくらが成し遂げた圧巻のミッションインポッシブル
第30回 約60時間を非常用電源設備で乗り切った石狩データセンターの奇跡
停電中の約60時間を非常用電源設備で乗り切った石狩データセンター。いったいどこがすごいのか? 改めてきちんと解説していきたい。
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2018年09月06日 07時00分
クラウド
日本のパッケージベンダーはクラウド戦略をまだ迷っている
第29回 クラウドに行く企業、クラウドをやめる企業、それぞれの事情
先週、パブリッククラウドを導入するサイボウズと、パブリッククラウドをやめて自社データセンターに戻したDropboxという、まさに対称的な2つの記事を掲出した。
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2018年08月22日 10時00分
Team Leaders
ポリシーなき採用一点集中主義に未来はあるのか?
第28回 圧倒的な人手不足感が生み出す働き方改革の光と闇
先日、公開された「求人広告や採用広報って本当に必要なの?」というYoshiki Kojimaさんのブログには、働き方改革やエンジニア界隈の取材を通じて、自分が漠然と感じていたことがまとめて問題提起されていて驚いた。
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2018年07月20日 08時30分
クラウド
改めて浮き彫りになるストレージ設計と事業者連携の難しさ
第27回 ファーストサーバはなぜ2度目の障害を起こしたのか?
4日間に渡ってサービスが全面停止したファーストサーバの「Zenlogic」。年に何回か起こるクラウド障害の1つではあるが、6年前の大規模障害から学ばなかったのかという疑問がつきまとう。
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2016年12月07日 07時00分
ビジネス
第26回 AWSとre:Inventのどこがすごいのか、かみさんに説明してみた
「普通の読者からすればクラウドなんてiPS細胞と同じ」とは、AWS re:Inventの打ち上げ同席したとあるビジネス誌記者の弁。ともかくITにあまり明るくない人にAWSとre:Inventのすごさをどう伝えるか? 頭をしぼったあげく、出張帰りの私とうちのかみさん(元IT業界人)との会話で再現してみた。
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2016年10月24日 07時00分
デジタル
ホールセールビジネスがもたらす新しいIoTサービスの可能性
第25回 KDDI採用は序章?MVNO事業者にIoTの道を拓くソラコム第2幕
先週のITPro Expo 2016で発表された「KDDI IoTコネクト Air」は、KDDIがソラコムのIoTプラットフォーム「SORACOM vConnec CORE」を採用することで実現したサービス。生まれて1年のスタートアップのサービスを大手通信事業者が採用するという快挙もさることながら、個人的にはWebサービス事業者にIoTサービス参入の道を拓いた方が大きなインパクトを感じている。
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2016年10月14日 11時00分
TECH
vCloud Airを経たからこそ実現したリアルハイブリッドクラウド
第24回 VMware Cloud on AWSが市場に与えるインパクトと国内市場
日本時間の10月14日、VMwareとAWSはVMware環境をAWS上で提供する「VMware Cloud on AWS」を共同発表した。オンプレミスの仮想化という市場で大きなシェアを持つVMwareの戦略転換は、国内のエンタープライズ市場でのクラウド導入に大きな影響を与えるだろう。
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2016年05月23日 15時00分
TECH
マイクロソフト、オラクル、IBM、AWSが次々とイベントを開催
第23回 編集部には疲労困憊の記者が累々?5・6月のITイベントをさらう
疲労困憊したIT記者が各編集部に累々と並ぶであろう春のイベントラッシュシーズンが今年もやってきました。ベンダーの方々からは「呉越同舟させるな」とか、「うちのが載ってない」とか、「で、お前はどこに参加するんだ」といった声をいただきそうですが、各イベントの概要を改めて読者のみなさまにゆるーくお伝えします。
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2016年01月01日 13時00分
TECH
身の回りの「シャドーPR」は三方よしに結実するのか?
第22回 ITの新しい価値を模索する2016年、記者と広報・PRの関係は?
あけましておめでとうございます。TECH.ASCII.jpの大谷です。本年もよろしくお願いいたします。新年1発目ということで、今回は2015年の振り返りと2016年の動向についてさらっと書いてみたいと思う。
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2015年10月13日 07時00分
サーバー・ストレージ
ポートフォリオは補完的だが、クラウド市場での生き残りに疑問
第21回 デルのEMC買収、クラウド時代には延命措置かもしれない
約8兆円という未曾有の規模で行なわれるデル主導によるEMCの買収。昨年あたりからEMCの買収話はちらちら出ていたが、ここに来て一気に話が進み、結局報道から非常に短い期間で発表にまで至った。メガベンダーの登場は、果たしてIT業界にどのような影響を与えるのか? それとも与えないのか?
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2015年10月05日 07時00分
デジタル
業界を席巻したSORACOM旋風から見えるユーザーの高い期待
第20回 半年でNGNの世界観を実現したソラコム、どんだけすごいんだ
9月30日からの「ITpro EXPO 2015」でまさにキラ星のように鮮烈なデビューを飾った「SORACOM」。IoTを前提とした従量課金制の安価なSIMサービスに注目が集まりがちだが、サービスの本質はやはりクラウド上に実装したスケーラブルな交換機機能にある。
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2015年08月18日 07時00分
ビジネス
働き方改革とITのセット販売が本格的に始まった
第19回 次世代オフィスは 「ショールーム」から「テーマパーク」へ
8月4日、サイボウズは日本橋の新オフィスを報道陣に披露した。東京駅から歩いてすぐというビジネス面での一等地という場所、クラウド系企業ならではの遊び心あふれた新デザインはもちろん、注目したいのはやはり「新しい働き方の提案」という役割を担っている点だ。
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2014年08月18日 09時00分
ビジネス
クラウドの薄利多売ビジネスは深夜の1人労働と通じる?
第18回 Google Appsから学ぶクラウドビジネスの不都合な果実
「Google Appsのリセラーはこの1年で相当減っていると思います」。先日、Google AppsパートナーのあるSIerから聞いた話だ。薄利多売にならざるを得ないクラウドインテグレーションの影の部分は、クラウドの普及と共に顕在化しつつある。
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2014年07月08日 09時00分
ビジネス
当世風な「YAYOI SMART CONNECT」登場の背景を妄想する
第17回 国産ソフトの雄を本気にさせたクラウドネイティブな新興勢力
中小企業向けの会計ソフト「弥生シリーズ」を展開する弥生が発表した「YAYOI SMART CONNECT」。取引データを自動的に仕訳、外部のアプリケーションからデータを取り込むといういかにもクラウドらしいサービスが、後発のfreeeを強烈に意識しているのは明らかだ。
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2014年06月16日 06時00分
ビジネス
「理想は成功報酬。現実は……」課金から見るビッグデータビジネスの難しさ
第16回 ビジネスの成果に課金できるか?TD芳川CEOが投げた課題
6月12日に開催されたトレジャーデータの事業戦略説明会に遅刻してしまった。ダブルブッキングで冒頭30分の遅刻なので、すでにニュース記事を書く資格は私にないが、課金に対する質問に答えた芳川裕誠CEOのコメントは、それだけで行った価値があると思わせるものだった。
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2014年05月21日 06時00分
クラウド
鉄壁の守りがあるから安心して攻められる
第15回 生え抜き情シスに変革は可能?攻めのITは人材流動から始まる
ここ数年、「へえー、変わったことやってるなあ」と感じるユーザー事例には一定の法則がある。情シスが生え抜きではないのだ。代替わりや世代交代、ベンダーや異業種からの転職などで取り込まれた新しい血が、企業のIT活用を次世代に導いている。
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2014年03月04日 06時00分
TECH
バックアップ&アーカイブが流行るこれだけの理由
第13回 欲しいのは100万IOPSよりも1GB/月額1円切れるストレージ?
昨年、大手が一気に参入したオールフラッシュアレイの競争は、スピードのみを追求するレースカーのようだ。しかし、用途や市場環境から考えれば、スピード追求とは対局にあるバックアップ&アーカイブなどの「コールドデータ」を扱うストレージ製品の方が盛り上がるような気がしてしようがない。
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2014年02月04日 06時00分
TECH
サイボウズ×さくらインターネット対談記事の背景とは?
第12回 IT媒体の新年って、年頭所感のコピペでよかったんだっけ?
先月掲載したサイボウズとさくらインターネットの社長対談がおかげさまで好評を博している。今回の対談記事を作った背景は、もちろん両者のシナジーへの期待が大きいが、IT媒体の年始に一石を投じたいという意図もある。
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2014年01月21日 06時00分
サーバー・ストレージ
ODM/OEMベンダーのニーズはあくまで限定的?
第11回 多品種時代が到来?サーバーベンダーの役割は終わってない
2014年のIT動向においてもっとも読みにくいのが、企業のITシステムやクラウドを基礎から支えるサーバー市場だ。クラウド事業者が存在感を増す一方で、仮想化や垂直動向システムの台頭も進んでいる。台数や売り上げのみではつかみにくい市場を概観する。
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2014年01月09日 06時00分
クラウド
空中戦から地上戦に突入する2014年のクラウド市場
第10回 エコシステムで勝てない国産クラウドは人海戦術に頼るのか?
2014年、国内のクラウド市場での戦いは、「空中戦」から「地上戦」に移ると思っている。マーケティング施策やリード取りではなく、とにかく足を使ってクラウド売ってこいというフェーズに突入するのだ。それに伴いSIerやベンダーなどが抱えているIT人材も大きく流動化すると思われる。
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2014年01月07日 06時00分
サーバー・ストレージ
高価なお買い物に見合うユースケースとは?
第9回 ソフトウェアに真価!オールフラッシュアレイは第2世代に注目
2014年のIT市場はどうなるか? まずはサーバーに比して活況を呈したストレージ市場について見ていきたい。2013年は、昨年に引き続き、NANDフラッシュ(以下、フラッシュ)の製品への導入が一気に進んだ年だった。特に、すべてをフラッシュで構成したオールフラッシュアレイという新ジャンルで、次々と新製品が投入された。
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2013年12月17日 06時00分
ビジネス
The Microsoft Conference 2013の裏ナンバーワンはこれ!
第8回 Excelからビッグデータ!来年のヒット商品はPower BIに決定?
先月、2日間に渡って大々的に行なわれた「The Microsoft Conference 2013」。表面的には、最新のWindows Server 2012 R2のラウンチやWindows Azureの国内データセンターへのコミットが大きかったが、個人的には「Power BI」が裏ナンバーワンだと思っている。
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2013年11月12日 06時00分
TECH
クラウド導入への機運とユーザーの変化に驚く
第7回 ヘビーメタルなvForum、汗匂うcybozu.comイベント
先週は「VMware vForum 2013」と「cybozu.com Conference 2013」という2つのイベントにお邪魔した。どちらも「クラウド」というキーワードでは共通しているのだが、ベクトルが大きく違っていたのが印象的だった。
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2013年09月11日 10時00分
TECH
ハードウェアのコモディティ化を楽観的に捉えてみる
第6回 今の中小企業のIT担当者が本当にうらやましい!
ハードウェア製品のコモディティ化が進んでいる。部品価格の下落、競合とのシェア争い、価格重視マーケットへの参入など、ベンダー側の事情はいろいろあるが、中小企業にとってみれば、優れた製品を低廉な価格で導入できるよい機会になっている。
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2013年05月29日 08時00分
TECH
ますます真価を問われるクラウド時代のメインフレーム
第5回 敵か?味方か?垂直統合型システムをめぐる素朴な疑問
ちょうど1年前の日本IBMの「エキスパート・インテグレーテッド・システム」の登場を機に、いわゆる「垂直統合型システム」が俄然盛り上がっている。各社の製品が出そろった感のある昨今だが、素朴な疑問は意外と解消されていない。
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2013年05月22日 09時00分
ビジネス
日本を代表するエンジニアが海外で起業した意味
第4回 手放しで喜べなかったトレジャーデータ日本進出の記事の人気
トレジャーデータの発表会をレポートした「クックパッドや博報堂も愛用中!トレジャーデータ日本進出」がやたら読まれている。SNSのレスポンスだけ見れば、最大手のITproや@ITと比べてもひけをとらない数だ。しかし、手放しで喜べない理由がいくつかあった。
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2013年05月10日 06時00分
サーバー・ストレージ
EMC World 2013の目玉製品を読み解く
第3回 ViPRはEMC自体にも鎌首をもたげないのか?
EMC World 2013で鳴り物入りで発表されたストレージ管理プラットフォーム「ViPR」。Viper(毒蛇)からもじったインパクトのある製品名だが、正直「地味」という印象はぬぐえない。とはいえ、トップストレージベンダーのEMCがやるからには、それなりのインパクトはある。
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2013年04月23日 06時00分
サーバー・ストレージ
SeaMicroのような優等生と比べることに意味はない
第2回 HP Moonshotの“すごいところ”と“すごくないところ”
4.3Uに45台のサーバーを収納できる「HP Moonshot System」が日本でも発表された。大々的に披露された発表会から2日経って、冷静に考えてみると、製品の「すごいところ」と「すごくないところ」、そして「真の価値」が見えてくる。
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2013年04月04日 09時00分
ビジネス
「売りよし」「買いよし」を目指す日本流マネージドビジネスの新潮流
第1回 KDDIもNTTも!IT版御用聞きサービスがもてはやされる理由
「KDDIまとめてオフィス」(KDDI)や「オフィスまるごとサポート」(NTT東日本)といった「中小企業向けのワンストップ型ITサービス」が注目を集めている。ベンダーや通信事業者など、さまざまな立場の思惑がうずまくこうしたサービスが今もてはやされる理由とは?