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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第496回

N-BOX JOYレビュー前編

Hondaの「N-BOX JOY」はアクティブにアウトドアを楽しむための人のための軽自動車

2025年01月11日 12時00分更新

文● 矢田部明子 写真●吉野健一 編集●ASCII

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 クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、HondaのN-BOXシリーズに新たに登場した「N-BOX JOY」についてレポートします。購入する方のために、詳細を分かりやすくまとめましたので、参考になればと思います。ちなみに今回は前編です!

「N-BOX JOY」は、こんなクルマ

 2023年10月にフルモデルチェンジされた3代目N-BOXは、室内空間の広さ、燃費や走行性能が魅力の車です。N-BOXには「N-BOX」 と「N-BOXカスタム」の2タイプありましたが、2024年秋に「N-BOX JOY」というグレードが仲間入りしました。

 注目すべきは、単にデザインコンセプトを変えただけではなく、アウトドアで使いたい人に向けて、細部にわたってモデルチェンジをしていることです。

Honda「「N-BOX JOY(ターボ)」の主なスペック
サイズ 全長3395×全幅1475×全高1790mm
ホイールベース 2520mm
車重 930kg
エンジン 658cc 直列3気筒DOHCターボ
最高出力 47kW(64PS)/6000rpm
最大トルク 104N・m(10.6kgf・m)/2600rpm
価格 212万7400円

 それでは、細かくチェックしていきましょう!

N-BOX JOYの魅力 その1
これまでと違うアウトドアのコンセプト

 「N-BOX」「N-BOX カスタム」では、日常使い&子育て世代にしっくりくる作りになっていましたが、JOYは“車内で快適に過ごすことができ、車中泊しながら旅をするのにぴったりな車”をコンセプトとしています。

 デザインや、後席&荷室の使い勝手がほかのグレードと違うだけではなく、カスタムと同じく防音対策をしっかり施し、静粛性と走りにもこだわっています。

N-BOX JOYの魅力 その2
ターボと多彩なボディーカラー

グレードは、ターボとNAがラインナップされています

 値段的にはターボの方がお高めですが、メッキ加飾部分が多く、内装もハンドルやシートの一部が革になっているので、NAよりも高級感が増しています。収納でいくと、後席のトレイはターボに付いて、NAには付かないど、細かい仕様が違ってくるので、購入前にチェックは忘れないようにしましょう!

 また、坂道が多い場所に住んでいる、重い荷物を乗せて走る機会が多いという方は、ターボの方が力不足を感じることなく走れるのでオススメします。

 ボディーカラーは、2トーンが5色、モノトーンが2色の全7色で展開されています。カーキー色やカラシ色のようなアースカラーが中心に展開されており、N-BOX、N-BOXカスタム、N-BOX JOYでそのカラー展開が違うのも押さえておきたいポイントです。

N-BOX JOYの魅力 その3
シンプルだけど存在感のある外装デザイン

フロントバンパー、フロントロアカバー、フロントグリル、ヘッドライトと、JOYらしい面持ちが◎!

 個人的にいいなと思ったのは、ヘッドライト!このおかげで、ノーマルのN-BOXとはパッと見た感じ違う車に見えます。ライト横のアルミは、昔のカメラのようなデザインで、クラシックな世界観を醸し出しています。フロントグリルもクラシカルな感じの雰囲気が入っているところが魅力的。

 バンパーの樹脂部分は、傷ついてもすぐ交換できるようになっていて、さらに傷が目立たないような樹脂素材でできています。

 角丸デザインになっているのがJOYの大きな特徴です。親しみやすく機能的で、肩肘張らずに車の隣に立てます。街で走らせても、キャンプに行って写真を撮っても、とにかく瞬時に場になじんで映えるのもGOOD。

 横から見ると、エッジがごちゃごちゃ入っておらず、ルーフのラインも真横に一直線に入っていて、シンプルな2BOXのような造形をしています。

 使い勝手でいくと、ドアロアガーニッシュも矢田部的お気に入りのポイントです! なにかと擦りそうなところに貼ってあり、もし擦ってしまっても、この部分だけ交換すればOKというのはお財布に優しいでしょう。

 ちなみに、このドアロアガーニッシュはシボ加工してあるので、安っぽく見えないのも良いところ。通常だとインテリアに使われるような加工を、あえてエクステリアに使うというところにこだわった、ということでした。

 リアを見た時に1番最初に目に飛び込んできたのは、JOYのエンブレムです。飛び跳ねた字体になっており、“軽快”“楽しく”“ワクワク”する感じが伝わってきます。

 オーナーがタフに使うことを想定し、バンパー周りに樹脂パーツやスキッドプレートを取り付けることで、擦っても被害が最小限で済むようにしてあります。

 開発者に聞いたところ「ちょっとくらい雑に使っても楽しければいいよねっ!」といった感じで使ってほしいと、あえてこの素材を使ったそうです。

N-BOX JOYの魅力 その4
オーダーしたいアクティブフェイスパッケージ

 矢田部がオススメするオプションが、HONDAロゴが際立つ専用フロントグリルやバンパーまわりを引き締めるLEDフォグライトがセットになった“アクティブフェイスパッケージ”です。かなりアクティブな顔になるし、値段的にもコスパ◎といえるでしょう!

 まず1つ目は、フロントグリルが「H」のロゴから「HONDA」の文字へ変更。

 2つ目は、LEDフォグライト(クリアとイエロー選択可)が付きます。3つ目は、LEDフォグライト用取付アタッチメントが装着されます。

 お金をあまりかけずに個性を出したい人は、ちょっとレトロな雰囲気を感じさせるアクティブフェイスパッケージ一択です。

★★★

 この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧ください。

■関連サイト

筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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