前回、ドスパラ秋葉原本店においてパーツを購入するとともに、「組立応援パック」による組み立て代行サービスをお願いした。理由は、「自分でやるのは面倒だから」というのは置いておいて、9000円(税別)で組み立てや裏配線、起動チェックまで行なってくれるのが非常に助かるからだ。しかも作業を行なうのは組み立てのプロであるため安心感が高い。
個人的に100台以上を組んでいるかたの作業なので安心……って100台!?
今回は、実際に組み立て作業に入るということで、改めてドスパラ秋葉原本店にお伺いした。担当してもらったのは、購入時にお世話になったドスパラ秋葉原本店のフロアマネージャー DIYパーツフロア主任の浅野 将史氏。プライベートで100台以上の自作マシンを組んでいるという。この台数には私も同行した編集者も驚いた。なお、今回組んでもらった自作PCの構成は以下のとおり。
決定した自作PCの構成 | |
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CPU | Core i7 8700 |
マザーボード | ASRock Z390 Extreme4 |
グラフィックス | Palit NE62060S18J9-161F |
SSD | SanDisk Extreme PRO SDSSDXPM2-1T00-J25(1TB) |
HDD | TOSHIBA MD04ACA400 (4TB)×4 |
メモリ | Corsair CMK16GX4M2A2666C16(8GB×2) |
ケース | CoolerMaster CM 690 III ブラック |
CPUクーラー | サイズ 虎徹 MarkII |
電源 | Seasonic SSR-750FM(750W) |
光学ドライブ | HDLS GH24NSD5 |
OS | Windows 10 Pro(64bit) |
テキパキと組んでいく姿は匠のよう
組み立てるフロアは、パーツ販売フロアのさらに上にある。このため、初期不良などの不具合が発見された場合には、新しいものにすぐ交換できるというわけだ。これも組立応援パックのうれしい点の1つ。自宅で組む場合、初期不良が起きるとまた店頭に行って起動確認してもらい交換して家に帰り……と非常に手間がかかる。これも筆者が「めんどくさい」と思うひとつの要因だ。
また、パーツの初期不良が判明した場合で、同じパーツがなかったときは、連絡をして許可を取ったうえで、同等品を使用することもあるという。
作業スペースは、一般的なパソコンデスクと同じくらいの広さ。そこにまず組むパーツを並べ確認。その後、まずはマザーボードにCPUを装着することからスタート。手順そのものは普通なのだが、やはり個人的に100台以上、さらに仕事においては何台かはもうわからないほど組んでいるだけに、素早く的確に作業を進めていく。その姿は職人を超え、まるで匠のようであった。
さすがに最後まで見学するわけにもいかないため、ある程度のところで引き上げたが、あの手際のよさからして安心して自分のマシンを任せられると感じた。完成品も良いモノになると期待できた。
自作初心者から上級者まで活用できるサービス
店頭で販売しているパーツは、当然ながら様々なメーカーの製品がある。それらを、マニュアルを見ながら自分で組み立てていくのも自作の楽しみの1つではあるのだが、初心者には大変で不安になるのも事実。「自作パソコン組立応援パック」を利用すれば、そうした部分をプロにお任せし、安心して自分好みのマシンを手に入れることができる。自作に興味のある人は、ぜひともこのサービスを考慮に入れてみてほしい。
今後は、サービスの詳しい説明や、届いたマシンの状況などをレポートしていく。