世界的に見てワインをあまり飲まない日本だが、それでも市場はどんどん右肩上がりに伸びている。2012年からの第7次ワインブームもあり、2009年と比べると2015年には1.5倍になっていたほどだ。もちろん比例してワインラバーも増加中だ。そこでオススメしたいのがワインのラベルを撮影して、手軽にデータベースを作成できるアプリ。今回はワイン管理アプリ「Vivino」の使い方を徹底紹介する。
世界最大のユーザー数を誇るワイン管理アプリ
ワイン好きなら飲んだ時にラベルを撮影することが多いだろう。ただ、ほとんどの人がそこまで。どうせなら、味などの感想をデータベース化して管理すると勉強になるし、見返しても楽しい。しかし、Facebookなどに書き込む場合、呪文のように長いワイン名を書くのがとても面倒。さらにSNSだと検索性が悪く、データベースとしても使いにくい。そこでオススメするのがワイン管理アプリだ。
以前も本連載でワイン管理アプリを紹介したことがあるのだが、この2年更新が止まっている。そこで今回は世界中で2400万人以上のユーザーを持つ「Vivino Wine Scanner」。世界最大のワイン管理アプリで、頻繁に更新されている人気アプリだ。ちなみに、Vivinoはデンマーク、コペンハーゲンのスタートアップだが、昨年シリーズBで2500万ドルを調達し、順調に拡大している。
早速アプリをインストールしてみよう。アカウントはメールで登録することもできるし、Facebookアカウントを使うこともできる。初回起動時には通知とカメラへのアクセスを求められる。
Vivino(iOS版)
Vivino(Android版)
作者:Vivino
価格:無料
※アイコンの横の文字をクリックで、ダウンロードサイトにアクセスします。
きちんと撮影すればほぼ認識してくれるのがイイ!
まずはさっそくワインを登録してみよう。カメラアイコンをタップしてワインのラベルを撮影する。ラベルをアップで撮影すれば、自動認識してくれる。撮影済みの写真を読み込むことも可能だ。ただし、トリミング機能がないので、適当に撮った写真のラベル部分をアップにすることはできない。
画像をアップすると、パターン認識とOCRの組み合わせですぐにワインの銘柄が表示される。すでに5000万本以上のワインラベルが登録されており、認識率はとても高い。ラベルがきちんと写っていれば、安いワインでもレアなワインでも認識してくれる。サーバーの処理時間は1秒未満とのことで、反応速度も上々だ。
ヴィンテージを間違えて認識することもあるが、その際は簡単に修正できる。イチからFacebookに手入力するよりははるかに手軽で高精度なのは間違いない。ただし、平均価格はありえないくらい安く登録されていることが多いので、あくまでも目安にしておきたい。
ちなみに、Vivinoは90%以上の認識率を誇るが、それでも毎日数万枚の判別できない写真がアップされる。これも50人以上のスタッフが人力でマッチングさせているという。
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