実験あとの油や基板の処理を覚えておこう
油冷や油没を実行した場合、どうしても向かい合う必要があるイベントが古いオイルの処理だ。一定期間経過すると匂いが気になり始めるし、違うオイルを試したいと思った場合も同様に、それまで使用していたオイルを処分する必要がある。
というわけで、これまで続けてきたが、そういえば油の処理はどうするんだろうかというステップを紹介していなかったので、第2回は処理回りをチェックしていこう。
食用油なので自治体の情報に従う
食用油の廃棄については、特別な捨て方をする必要はない。自治体でルールが異なるケースはあるものの、基本的な部分は同じだ。
ここでは「日清オイリオ'sキッチン|油の捨て方 - 日清オイリオグループ」を例にチェックしていこう。なお自治体によっては廃油の回収を行なっているところもある。
捨て方としては、紙パックとポリ袋、油凝固剤の3種類がある。油没はどうしても油量が増えるため、紙パックかポリ袋が妥当だろう。
またこのふたつの場合はやり方はほとんど同じなので、以下は紙パックを例に実践してみた。必要なものは、紙パック、新聞紙や紙タオル、ガムテープ、そして水だ。
紙パックに新聞紙かタオルを詰めて油を染みこませる。それから自然発火の可能性が低確率ではあるが存在するので、水も注ぐ。それからガムテープで封をして終了だ。これで可燃物として収集に出せる。
さて、油の交換タイミングだが、油没Compute Stickを常用していた限りだと、3ヵ月ほどで臭いが厳しくなる。使っているぶんにはそれほど臭いは気にならないが、捨てる際にだいぶヘヴィな状況になってしまった。
交換サイクルが短いため手間ではあるが、キャノーラ油のローコストに頼る形で我慢はしやすい。また密閉性を高めたり、窒素混入などで酸化を遅らせる実験もアリだろう。
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