格安SIM＆格安スマホの料金と最新動向まとめ 第41回

【音声付き格安SIM】FREETELが超シンプル携帯、中国メーカー参入予告

　今回は070/080/090番号による音声通話付きSIMの主要サービスについて、料金表でまとめている（データ通信専用の格安SIMの料金表はこちらから）。先週の話題は、長らく予告されていたFREETELの音声専用のシンプルな携帯電話「Simple」の発売、そして新たな中国メーカーの参入予告だ。

発売延期が続いていた、FREETELの音声通話特化の携帯電話「Simple」がついに発売

FREETELから通話とSMS専用のシンプルな携帯が
ついに発売される　音声通話専用SIMも

　1つめの話題はFREETELのSIMフリーの携帯電話「Simple」。昨年末から長らく予告されていたモデルだが、ついに8月28日に発売された。価格は税抜5980円。

　Simpleは45×102.6×14.4mm／74gというサイズで、音声通話とSMSに特化した、いわゆる“ケータイ”だ。日本語の表示／入力には対応しているが、メールはSMSしか使えないので注意が必要。ネットワークは3Gでは2.1GHz／800MHzに対応し、ドコモFOMAのSIMも利用可能。

　バッテリーサイズは1000mAhとケータイとしては大きく、通常の使い方で約1週間利用可能としている。FMラジオやボイスレコーダー機能、Bluetoothも搭載。1件ずつであれば、スマホからの電話帳の移行も可能。

　FREETELでは音声通話とSMSだけが利用可能なSIMのセット販売も行なっており、基本料金は月970円。なお、初期出荷分は売り切れのため、サイト上では「次回入荷までしばらくお待ちください」と表示されている。

中国から新たなスマホメーカーが国内参入を表明
Smartisanの「JianGuo」

　MVNOや格安スマホの盛り上がりで、新たなスマホメーカーの参入が相次いでいるが、またまた新顔が登場しそうだ。今回国内参入を表明したのは、中国のSmartisan Technology（錘子科技）。日本法人設立とともに、同社の最新モデル「JianGuo（ジェングオ、堅果手機）」の今秋発売を予告している。

新たな中国メーカーが日本に参入!?

　Smartisanは2012年設立の新しいメーカーで、デザインやUIにこだわりがあるとのこと。JianGuoの中国向けモデルは、Androidベースの独自OS「Smartisan OS」を採用。フルHDの5.5型液晶、オクタコアのSnapdragon 615、2GBメモリー、16/32GBストレージ、1300万画素カメラなどを搭載し、LTEにも対応する。ポップな7色のカラバリも特徴的だ。

シンプルでポップな筐体が特徴的だ

　中国向けモデルの価格は16GB版で899元（約1万7000円）で、国内ではそれよりは高価になると思われるが、お買い得度が高さに期待しても良さそうだ。

人気の音声通話付き格安SIMサービス
（すべて税込）

　音声通話付きSIMでは最低利用期間が設定されており、期間内での解約には契約解除料、またMNP転出時にはそれとは別に3240円（または2160円）のMNP転出手数料が必要というパターンが多い。

　しかし、音声通話付きSIMでも最低利用期間を設定せず、高めに設定されたMNP転出手数料だけが必要だったり、さらに契約期間とともに徐々に減額するといったサービスが増えている。

　今回はmineoのドコモプランを追加。また、DMM mobileの月3GBプランは、9月から月1674円から月1620円に値下げされている。

^{※：MNPでの加入時は最大2年間、通信量が2倍となる}

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