横浜ゴムは8月21日、ブルーライトの全域を制御可能で無色・透明性の高いブルーライトカットフィルム「YF-Rシリーズ」を開発したと発表した。
同社は2013年にブルーライトの短波長を制御する第一弾「YF-Bシリーズ」を発売、2014年には450nm領域を選択的に制御する「YF-Zシリーズ」を発売している。
新たに開発された「YF-Rシリーズ」は、フィルムの無色・透明性を確保しながらもブルーライトの中でもより紫色の短い波長域(380~495nm)を大きくカットできるのが特徴。目にやさしく自然な色合いを再現できるため、子供の教育現場で使われるタブレット端末やパソコン、スマホ向けに採用拡大を目指すしている。
また、LED光源を用いるショーケースや陳列棚といった用途には短波長光を低減するYF-Bシリーズ、太陽光の青色成分も選択的にカットできるYF-Zシリーズは意匠性を重視したウィンドーフィルムなどの用途といったように、ディスプレー用途以外にも幅広い利用を検討しているという。