ドスパラのファン付きスティックPC、人気の秘密は?
2014年の末頃から各社がリリースし、PCの新しいかたちとして徐々に支持を集めつつあるスティック型PC。サードウェーブデジノスでは2015年の4月に「Diginnos Compute Stick」、そして同月にオリジナルのケースを採用した「Diginnos Stick DG-STK1」、7月には新型ケース採用の「Diginnos Stick DG-STK2F」と、すでに3モデルをリリースしている。
中でも最新モデルとなるDG-STK2Fの特徴は、なんといっても本体上部の冷却ファン。4月発売のDG-STK1は金属製のボディーを採用することで放熱性を確保していたが、DG-STK2Fではプラボディーを採用し、ファンを搭載するかたちをとっている。サイズはおよそ幅109×奥行き40×高さ18mm、重量約60g
今なら、セーフティサービスへの加入でおよそ1万円で買える!
スペックはAtom Z3735F(1.33GHz)、2GBのメモリー、ストレージとして32GB eMMCと多くのスティックPCに準ずるが、多くのスティックPCがUSB端子を(充電用を除き)1系統しか搭載しないのに対し、DG-STK2FはフルサイズのUSB 2.0端子に加え、Micro-USB端子をそなえている。また、OSにはWindows 10 Homeを早くも採用している(Windows 8.1も選択可能だ)。
「アダプターなどを併用しないと周辺機器が1つしかつなげない」というのはスティックPCの弱点でもあったため、この恩恵は大きい。またパッケージにはMicro-USBから通常のUSB Type-A端子への変換ケーブルが付属するため、購入した状態で、何も買い足さずにフルサイズのUSB機器を2台つなげるようになっているのだ。
さらに1万5984円と、他社のスティックPCに比べて5000円前後安価な点も本機の大きな特徴。あまりにお買い得なため、8月に入ってから、DG-STK2Fは品切れの状態が続いていた。
万を持して8月中旬に販売が再開される運びとなったが、ドスパラでは同時にオプショナル保証(月額680円/980円/1580円から選べる物損・水濡れ対応のセーフティーサービス)に加入すると税別で9800円、税込でも1万584円で購入できるという驚愕のキャンペーンを開始。月額680円の保証に加入する必要があるとはいえ、ちょっとした周辺機器ほどの価格だ。
こんなに安くて本当に大丈夫なの?
ここで疑問がある。こんなに安くて、中身は大丈夫なのか? いかに最近はPCやタブレットが安いとはいえ、これほど安いと、さすがに不安になってくる。DG-STK2Fのケースは真っ黒で、分解してみないと中がどうなっているのか分からない。今回は特別にメーカーから許可を頂き、分解して中を覗いてみた。