Xperia Z1やZenFone 5……格安SIMとベストマッチなスマホはコレ!
2014年11月06日 12時00分更新
筆者の考えるドコモ機のオススメは
「Xperia Z1」や「ZenFone 5」
ドコモのネットワークを使う格安SIMでは、やはりドコモの端末が第一のオススメとなる。スマートフォンとしての性能に問題がないのにさまざまな事情で新規加入者に安く売られた(配られた)端末は中古相場も割安。
しかも、未使用のまま中古市場に流れた物も少なくないため、安価に新品同様の端末を入手することができる。ここで、具体的な製品を挙げてみよう。
比較的低価格で入手可能なハイエンド端末
「Xperia Z1f SO-02F」
まずは、ドコモの「Xperia Z1f SO-02F」をイチオシとしてみたい。約1年前に登場したが、後継機もあまりスペックが変っていない。
今年の春から初夏にかけてMNP加入者向けに格安で販売され続けたため、未使用品も含めて中古市場に多く出回っている。
定評あるXperiaのコンパクトモデルで誰が使っても不満のない端末。中古相場は約3万円程度と格安SIM向けのSIMフリー機の上位機種と変わらない値段で、少し前のハイエンド端末が手に入るだからお得。ただし格安SIMでテザリングはできない。
最新モデルながら安価にゲットできる「ZenFone 5」
ASUSの「ZenFone 5」(A500KL)は、11月8日に国内で発売されたSIMフリーAndroidスマートフォン。
SIMフリー機は一般的に対応周波数帯に問題ありだが、本機は国内の800MHz帯にしっかり対応していることが特徴。厳密に言えば、東名阪地域で高速通信が期待できる1500MHz帯に対応していないが、エリアの面でまず不利にならない。しかもテザリングも可能だ。
価格は16GBモデルで2万8944円と低価格。プロセッサーはSnapdragon 400なので最新・最高性能とはいかないが必要十分な性能を持ち、タブレットの世界では定評あるASUS製ということも安心して使用できる。
なお、海外でもZenFone 5は広く売られている。法令の問題はともかく仕様によっては日本の3GやLTEの周波数帯にほとんど合致しない仕様のものもあるため、国内版の利用を強くおすすめしておく。
モバイルルーターが必要なら「AtermMR03LN」
スマートフォンではないが、モバイルルーターのおすすめは無線LANアクセスポイントで有名なNECプラットフォームズ製のSIMフリー端末。
ドコモの周波数帯の4バンドすべてに対応し、エリア面でも速度面でもドコモ機と同等のパフォーマンスを発揮することが期待できる唯一のモバイルルーターとなる。
価格は2万3000円前後で、家電量販店でも在庫があるため入手は容易。なお、同等クラスのモバイルルーターはドコモからLG製やファーウェイ製が販売されているが、中古価格は高めで数も出回っていない。
無理に探すよりは最初から新品でAtermMR03LNを購入するほうがいいだろう
au機のオススメは「URBANO L01」や「Xperia ZL2」
800MHz帯の利用がメインで、2.1GHz帯の展開がまだまだなauのLTEネットワークの場合、支障なく利用できるSIMフリー機がほとんどない。
規格の上ではドコモ向けでもおすすめのZenFone 5やAtermMR03LNでも使えそうだが、現在のところmineoの動作確認機種には入っていない。そのため、auが販売したLTE対応スマートフォン、特にAndroid機が利用のメインとなる。できれば2013年夏モデル以降の3バンド対応機がオススメだ。
3バンド対応ながら1万円程度で入手可能な「URBANO L01」
auの4G LTE機はどれをとってもあまり古いものがなく、テザリングもスマートフォンとしての利用もほぼ快適だが、その中でも3バンド対応で大容量バッテリーを搭載し、かつ上物でも中古価格が安い「URBANO L01」がおすすめだ。
中古価格は1万円を切るものも多く見受けられ、3バンド対応機の中では最も安い部類。気になる点といえばSIMがnanoSIMであるため、他機種とSIMを差し替える場合に向かない点。しかし、今後はnanoSIM機が大幅に増えるため、新機種と互換性を考えるとむしろ有利かもしれない。
中古市場に未使用品が多い「Xperia ZL2 SOL25」
ソニーのXperia、しかも今年に登場したモデルで、auで言えば最新から1世代前のモデルとなる。ドコモのXperia Z1f同様、MNP加入者向けに格安で販売され続けたため未使用品も含めて中古市場に多く出回った結果、現在の相場は3万円前後。
格安SIMの利用では関係がないが、WiMAX 2+とのキャリアグリゲーションに対応し、スペックも最新機種にまったく見劣りしないレベルのものがこの価格で手に入るのだからお得としか言いようがない。
テザリングもできてスマートフォンもしっかり使いたいなら間違いなくオススメの端末となる。
中古も含めて幅広く選ぶことが得するコツ
携帯電話の端末だけの入手となると、昔から中古入手が主流。最近はSIMフリーとして端末単体で売られることも多くなってきたが、さまざまな事情で安売りされる通信事業者モデルのスマートフォンの中古のお買い得さにはかなわない。
中古は怖いという人は、しっかりとした保証のある信頼できる中古ショップで購入すればいいだろう。
一方でASUSのSIMフリーのラインナップのように、しっかりとした国内対応と割安な価格のSIMフリー機も登場している。やっと回線にとらわれず携帯電話の入手がしやすくなってきている。端末選びがしやすくなった今、ぜひ、いい端末を見つけてほしい。
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