2つのHI-FIオーディオシステムが新登場
“本物の音”を再び、オーディオブランド「Technics」復活! 12月に欧州で新製品-パナソニック
2014年09月04日 19時08分更新
パナソニックは9月4日、オーディオ専用ブランド「Technics」を復活し、12月に欧州市場へHI-FIオーディオシステムの新製品投入を皮切りに、順次グローバル展開していくことを発表した。
Technicsは、1965年から2010年にかけて展開してきたHI-FIオーディオ専用ブランド。ブランド名の由来は、原音を忠実に再現するテクノロジーに基づいた造語だ。
同ブランド初の製品は1965年発売の密閉型2ウェイ2ユニットスピーカーシステム「Technics 1」で、1970年には世界初となるダイレクト・ドライブ式ターンテーブル「SP-10」、その後はパワーアンプやCDプレーヤーなどの高級音響製品を投入していった。なお、ダイレクト・ドライブ式とは、振動せずに低速回転するモーターの回転軸を、ターンテーブルに直結する方式のこと。
同社では、近年のハイレゾ音源の普及により、よりリアリティのある高品位な音の表現が求められてきており、Technicsブランドでは伝統の音響テクノロジーと先進のデジタル技術をもって、“本物”を待望する音楽ファン・オーディオファンに、演奏者の真の音楽表現、息づかい、かつてない驚きと感動を届けていくとしている。
なお、今回欧州にて発売する新製品は2つのシステムで、構成は下記の通り。
「リファレンスシステム R1シリーズ」- SE-R1(パワーアンプ)
- SU-R1(ネットワークオーディオコントロールプレーヤー)
- SB-R1(スピーカー)
- SL-C700(CDプレーヤー)
- SU-C700(インテグレーテッドアンプ)
- ST-C700(ネットワークオーディオプレーヤー)
- SB-C700(スピーカー)
価格目安は上位となる「リファレンスシステム」が約4万ユーロ。「プレミアムシステム」については、SU-C700(インテグレーテッドアンプ)、ST-C700(ネットワークオーディオプレーヤー)、SB-C700(スピーカー)の組み合わせで約4000ユーロとなり、SL-C700(CDプレーヤー)の単体価格は約1000ユーロだ。価格についてはドイツを想定しているとのこと。