IIJは、同社のドコモ網を利用した個人向けモバイルデータ通信サービス「IIJmio高速モバイル/D」に、3月13日から音声通話機能付きSIM(愛称:みおふぉん)を追加。また、4月1日から既存プランも含めて、サービス内容を変更。月1000円以下の「ミニマムスタートプラン」で、月1GBの高速データ通信が利用可能になる(現在は月500MB)。
IIJmioの人気の格安SIMが
プラス1000円(税抜)で音声通話機能も追加
今回新たに提供される「みおふぉん」は、IIJmio高速モバイル/Dの1サービスとして追加される。データ通信部分の違いで、現在と同様に「ミニマムスタートプラン」「ライトスタートプラン」「ファミリーシェアプラン」の3つがあり、それぞれの料金に音声通話分(1000円、以下、税抜)の基本料金が追加される形だ。
音声通話には無料通信分などは含まれず、国内通話料は20円/30秒。音声通話機能付きSIMではSMSも可能。また、IIJmio技術者ブログによると、同社のSMS機能付きデータ通信SIMと同様に、セルスタンバイ問題などは生じないとしている。
音声通話機能付きSIMは、3月13日からIIJmioのサイトで申し込めるほか、3月7日から先行して、イオン/ビックカメラ/ソフトマップ/コジマの店頭およびネットショップで、エントリーコード付きのパッケージを販売する。既存のデータ通信契約からのプラン変更は5月中旬提供予定(手数料は2000円、税抜)。MNPでの他社からの転入も可能で、4月中旬に開始予定。
なお、最低利用期間は利用開始日の翌日末日まで(2ヵ月)と従来と同様だが、12ヵ月以内の解約/MNP転出には音声通話機能解除調定金として、(12ヵ月-利用月数)×1000円(税抜)の料金が必要となる(同サービスのデータ通信専用SIMへの移行の場合は不要)。
月1000円以下のプランで高速通信が月1GBに
対抗してきた他社に再度差をつけた?
また、「IIJmio高速モバイル/D」では、4月1日から高速通信が利用可能な通信量を一部プランで増加させる(既存ユーザーも利用可能)。月900円(税抜)で人気の「ミニマムスタートプラン」は月500MBから月1GBに。SIMが最大3枚利用できる「ファミリーシェアプラン」(月2560円、税抜)は、月2GBから月3GBになる。