ICT総研は、タブレット端末の利用に関する調査を実施。その結果、タブレット端末のシニア(60歳以上)向け出荷台数の推計は、2012年度の46万台から13年度の83万台へ180%も急増すると予測した。
その後も13年度比で、14年度は135%増の112万台、16年度には83%増の152万台と、右肩上がりに推移するとみている。ICT総研が13年4月に発表したタブレット端末全体の出荷台数見込みでは、16年度の出荷台数は2013年度比58%増と推計しており、シニア向けはこれを上回るペースで、タブレットの普及を牽引していくようだ。
そこで、現状でのタブレット端末の利用率を年代別にみると、20代以下が35.9%、30代が24.6%と高い一方、40代以上は10%台と低く、60代以上は12.5%にすぎなかった。しかし、利用率が低いということはそれだけ、今後、利用し始める可能性を持つ人が多い、すなわちタブレット普及の「伸びしろ」が大きいことも意味する。タブレットがシニアのマストアイテムとなる日が来るかもしれない。