光学手ぶれ補正搭載のアウトカメラ
アウトカメラは1320万画素、F値は2.4。F値1.9のモデルが増えてきているここ最近だが、G2 L-01Fは光学手ぶれ補正を搭載している。2段式の手ぶれ補正で、スローシャッターになりがちな暗所での撮影や、歩きながらの撮影に強い。AFはセンター9点、もしくはタップフォーカス。ホワイトバランスの拾いもよく、記憶色寄りのチューニングのようだ。やや暖色系が派手だが、設定を「ノーマル」にしている場合はフラットに近い。シーン自動的錦別する「インテリジェントオート」はなかなか優秀で、まずはこのモードでクセを覚えてもいいほどだ。
弱点としては、ベゼルが狭く、かつカメラアプリ起動時はパームチェックがオフになっているため、手のひらなど持つ過程で触れた部分でタッチフォーカスが生じてしまうところ。背部のボリュームボタンでシャッターを切ることもできるが、最初はすこし持ち方を意識するといい。この点から続いて残念な部分は、AFをオンにしている状態で、誤タップをするとそのままタップフォーカスモードが維持される点だ。カメラアプリを終了するか、タスク切替えをしないとAFモードに戻らないのは少し面倒である。
以下は撮影サンプルを掲載していく。カメラとしてはクセが少なめで、色も素直だ。AFの精度とオートホワイトバランスの仕上がりが良好なので、とりあえず撮ってみるだけでもカメラの良さはわかるだろう。(※最大解像度のままなので大容量注意!)
背面のボタンをどう判断するか次第
中身は極上である
本体背面に電源/スリープボタン、ボリュームボタンを備える5.2型LG G2。その特徴的なビジュアル部分に対するフィーリングによって、好みが大きく分かれるところだろう。2回タップでのロック機能もあるため、いままでとは異なる操作方法が多く、受け入れるまでちょっと時間がかかるのだが、慣れてくると背面かタップか都合のいいほうでこれまでの定例操作を行なえる点は、ファブレット向きの設計だと感じられる。
OS自体のレスポンスもとてもきびきびしており、加えて煩雑ではない独自機能群も合わせて、良好な仕上がりだ。仕事用として考えてみるのもいいし、なるべく大きな画面でだらだら使いたい人にもちょうどいい。すでにXperia Z1が登場しているものの、比較してみてもLG G2はけっこうイイのでは? と感じる人も多いだろう。まずは店頭で、直接タッチしてほしい。
この連載の記事
-
第522回
スマホ
Android 15で4G対応のタブレット「Blackview Tab 60 Pro」は使う場所を選ばないのが魅力 -
第521回
スマホ
日本発売予定の最速級ゲーミングスマホ「REDMAGIC 10 Pro」をフォトレポ -
第520回
スマホ
ライカカメラ搭載の 「AQUOS R9 Pro」に約20万円の価格以上の価値を感じた -
第519回
スマホ
ドコモ以外からも売られる新らくらくスマホはガラケー的UIと進化した健康管理機能で勧めやすい1台 -
第518回
スマホ
モトローラの縦折りスマホ最高峰「motorola razr 50 ultra」は強化されたAIが楽しい -
第517回
スマホ
安く買えて普段使いに問題なし! バランスが良いオススメのミドルレンジスマホ3選 -
第516回
スマホ
カメラやAIの性能に違いはあるのか? Xiaomi 14Tと14T Proを使い比べてみた -
第515回
スマホ
日本発売が決定した可変絞りカメラ搭載のハイエンドスマホ「nubia Z70 Ultra」速攻チェック -
第514回
スマホ
2人同時に音楽を楽しめる青春スマホ「nubia Music」に新しい可能性をを見た -
第513回
スマホ
4万円で買えるゲーミングスマホも! コスパに優れたデザインスマホ「realme 13」シリーズがアツイ! -
第513回
スマホ
100倍望遠が実用的なスマホ「vivo X200 Pro」はカメラ性能が変わらず最強だった - この連載の一覧へ