エプソンダイレクトの小型デスクトップPCをレビュー
スリムボディに最新パーツを詰め込んだHaswellマシン「Endevor MR4400E」
2013年07月11日 08時00分更新
エプソンダイレクトのスリムデスクトップPC「Endevor MR4400E」は、第4世代Intel Core iシリーズが搭載されたモデルだ。コンパクトながら、最大3台のディスプレーを接続するトリプルディスプレーをサポートするなど、カスタマイズ次第でかなりハイスペックに化けるマシンでもあるのだ。
今回はカスタマイズのベースとなる、BTOメニューの中でベースとなる構成のマシンを試用した。それでもIntel Core i5-4430という第4世代のIntel Core i5を搭載している。ただしOSだけはWindows 7 Ultimate 64bit版を搭載しているという、ちょっと面白い構成だ。
幅10cm以下のスリムボディ
「Endevor MR4400E」は、最近ではめっきり少なくなったディスプレーと分離しているセパレート型スリムデスクトップPC。一般的な家庭用マシンはノートか一体型デスクトップ、ハイエンドを求めるユーザーはタワー型の大きなマシンという感じに棲み分けが進んでしまった結果、スリムデスクトップといえばそこそこの性能でまとめたビジネスマシンという印象も強くなってきている。しかし「Endevor MR4400E」はかなりハイエンドな構成が選択できるマシンだ。
外観は抑えめな構成でまとめた前モデル「Endevor MR4300E」を踏襲。マットなホワイトベースで、フロントにグレーが流線的に配置されているシンプルで落ち着いたカラーリングで、全体的に角を軽くとったデザインだ。本体サイズは幅98×奥行き405×高さ357mm。この幅100mm以下というスリムさは、机の上に本体を設置したいユーザーにも大きな魅力だろう。横向きにしてディスプレーの後ろに設置するなど、ディスプレー一体型風のレイアウトで置くこともできる。
本体に標準で付属するキーボードとマウスは、非常にベーシックなものだ。PS/2接続のマットな白系統で、オフィスでよく見るキーボードとマウスといったところ。しかしキーストロークが深くしっかりした打鍵感のあるテンキーつきのキーボードは扱いやすい。最近の薄型キーボードには馴染めないというユーザーにはうれしいものになるだろう。
(次ページ、「トリプルディスプレーにも対応する充実のインターフェース」に続く)