iPad専用キーボードといえば、真っ先に思い浮かべるのはPCに付くキーボードだろう。しかし、iPad専用音楽キーボードは今まで思いつく人が少なかったのではないだろうか。
楽器や音楽インターフェースの開発をしているアメリカのMiseluは現在、iPad専用、2オクターブ音楽キーボード「C.24」の製品化に向けて資金調達をしている。
普段は保護カバーの役割を果たし、キーボードとして使う際は譜面を置く位置にiPadをセットする。iPadへの接続はBluetooth方式を採用。キーボード本体は24鍵のセミ・ウェイテッド鍵盤で、各鍵の下に赤外線でリアルタイム位置データを検出する機能が付いている。
充電はmicro USB経由。サイズは約幅242×奥行201.3×高さ28.5mmで、第3世代以降のiPad、iPad miniに対応している。出力はiOSアプリを通じてとなる。
Miseluが資金調達しているのはアメリカのクラウドファウンディングサービス「Kickstarter」だ。Kickstarterはプロジェクトや製品を提示し、ユーザーに投資してもらい、資金を集めてプロジェクトを実現化させる仕組みを取っている。プロジェクトごとに目標額と有効期限が決まっていて、期限内に金額を集める必要がある。
もちろん日本からでも投資が可能で、C.24だと99ドルに輸送費の18ドル、計117ドルをサイト上で投資すれば完了となる。
C.24の投資有効期限は、米国東部時間2013年7月9日から年8月8日の午前1時1分までの30日間。目標額は9万9000ドルで、現在集まっている資金は5万8073ドル(2013年7月11日時点)ほど。スタートからまる1日で半分以上の額が集まっていることから注目の高さがうかがえる。興味があるなら、チェックしてみるといいだろう。