1970~80年頃にオーディオマニアの間で人気を誇ったSANSU。そのブランドを冠したオーディオ機器がドウシシャから販売される。ドウシシャは2012年に同ブランドの日本国内ライセンスを取得。製品を販売している。
今回発売されたのは、アナログHi-Fiオーディオの設計思想を踏襲しながらもスマートフォンやポータブルAVオーディオなどのデジタル音源に対応するスピーカー5製品だ。製品ラインナップと価格・発売日は以下の表の通り。
製品名 | 型番 | 予想実売価格 | 発売日 |
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2chアンプ内蔵スピーカー | SAS-FC10 | 1万円前後 | 7月初旬 |
2.1chアンプ内蔵スピーカー | SAS-FC50 | 1万5000円前後 | 9月初旬 |
2chBluetooth機能付アンプ内蔵スピーカー | SAS-H20BT | 2万円前後 | 7月初旬 |
2.1chスピーカー内蔵テレビ台 | ATB-F1000 | 5万円前後 | 7月初旬 |
2.1chスピーカー内蔵テレビ台 | ATB-F620 | 4万5000円前後 | 7月初旬 |
SAS-FC10は、小型ながらも実行出力15W+15Wのハイパワーが特徴。ユニットには5.0cmウーファー+2.8cmソフトドームツィーターを採用し、サイドパネルにはTPU素材のカバーを採用し、スピーカー内部からの共振の影響を抑えている。本体サイズは約幅79×奥行き171×高さmm、重量は約0.9kg。
SAS-FC50のサテライトスピーカーは、10cmコーン型ミッドレンジと3.0cmコーン型ツイーターにより、中高音再生にこだわったオープンエアー方式スピーカーだ。ウーファー部には11.9cmコーン型ユニットを採用。10W+10W+20Wのアンプの組み合わせによりホームシアターにも対応できる迫力のサウンドを実現したという。サイズは、サテライトスピーカーが約幅157×奥行き120×高さ225mm、重量約0.7kg。サブウーファーが約幅220×奥行き230×高さ223m、重量約3.2kg。
SAS-H20BTは、スマートフォンなどの音源をBluetoothで再生できる。外観はレザー調で、小型ながらも8.9cmウーファー+2.9cmソフトドームツィーターを組み合わせることで伸びのある高音を再生できるという。アンプ部は実行出力18W+18W(総合36W)のハイパワータイプだ。サイズは約幅117×203×189mm、質量約2.4kg。
ATB-F620、ATB-F1000は、テレビ台内蔵タイプのスピーカー。リモコンが付属する。ATB-F620は24型薄型テレビ対応の横幅62cm、ATB-F1000が39型薄型テレビ対応の横幅100cmタイプ。スポーツカーのインパネをイメージしたというフロントデザインと、アンプの出力と連動した2つのVUメーターが特徴。低音域には14.0cmコーン型ウーファー、サテライトスピーカーには1.5cmツイーターの9.0cm同軸2WAY方式ユニットを採用し、低音域から中高音域まで伸びやかで繊細な音質を再生できるという。
入力端子はアナログ2系統3端子、デジタル2系統(コアキシャル、オプティカル)を備える。サイズはATB-F620が約幅620×奥行き400×高さ400mm、重量約20.3kg。ATB-F1000が約幅1000×奥行き400×高さ400mm、重量約29.3kg。