KLabは7月1日、宝島社が発行するファッション雑誌「sweet(スウィート)」の公式EC事業に係るライセンス契約を締結し、EC事業に参入した。
KLabの売り上げの大半を占めるモバイルオンラインゲームは、成長性と利益率が高い反面、ボラティリティが高いという特徴がある。一方ECは、優良顧客を獲得すれば安定した収益が継続的に見込まれる点など、モバイルオンラインゲーム事業の補完性があることから、EC事業への参入を決定したという。 同契約により、KLabは「sweet」のオフィシャルECサイトを今秋オープンする。
同社は、「sweet」WEBサイトからECサイトへ誘導するほか、「sweet」に掲載された商品・ブランドなどをECサイトで取り扱うが、これらのブランドはセール時期を除くと定価販売しかしていない商品が中心という。
また、バックヤード関連業務(在庫・仕入れ・配送等)とカスタマーサポート業務を別会社と提携して行うことにより、事業リスクの低減と業務負担の軽減も図る。事業規模は15年末までに、取扱高40億円を目標としている。