今月7日に突如発表された、パナソニックの「スマートVIERA」と「スマートDIGA」。今回記者向けの説明会が開催されたので、その模様をお伝えする。
簡単におさらいすると、スマートVIERAはプラズマテレビの「VT5」「GT5」と液晶テレビの「DT5」「ET5」「E5」という5シリーズ、計16機種を3月9日と4月20日の2回に分けて発売予定。
スマートDIGAは2TB HDD内蔵の最上位機種「DMR-BZT920」を筆頭に、1TB HDD内蔵の「DMR-BZT820」、500GB HDD内蔵の「DMR-BZT720」という3機種を2月20日に発売する。
VIERAにおける“スマート”の定義
まず“スマート”の意味だが、本体が薄いということではなく、無線LANを内蔵、もしくは無線LANアダプターの装着で対応することで、ネットワーク機能を活用し、映像コンテンツや情報コンテンツをスマートに閲覧できることを表わしている。
その上で、スマートVIERAはDLNAサーバー機能を搭載するのが特徴。DLNAクライアント機能を搭載する別のテレビやレコーダーなどに(USB HDDに録画した)番組を配信できる。
さらに最上位機種の「VT5」シリーズは、現在放送中の番組のストリーム配信および(DTCP-IP対応の)スマートフォンへの映像配信にも対応する。
スマートフォンについては従来の「ビエラリモート」をバージョンアップした「ビエラリモート 2.0」というアプリを2月下旬までに公開予定。従来はリモートコントロールに特化したアプリだったが、2.0ではDLNAで受信した映像の視聴も可能となる。
さらに、スマホに保存された動画や静止画、音楽をVIERAスマートに送信したり、スマホまたはVIERAで表示中のウェブページのURLを相互に転送したりできる。
3D対応モデルについては、専用メガネが変更となっている。VT5などの上位機種は、従来の赤外線通信式のメガネからBluetooth接続式に変更。また、ミドルクラスの液晶テレビ「ET5」についてはパッシブ偏光板方式となっており、3Dメガネも電源なしで使える偏光タイプになる。