3回に渡ってお届けした“三賢者が選ぶ激アツSandy Bridge搭載モデル”。記事を読んでいただいた読者のみなさんありがとうございました! ここではアンケートの集計結果を引用しながら、ASCII.jpとして考える理想のパソコンとは何かを検討していきます。
全体を通して、パソコンに詳しく、こだわりを持った製品選びを実践しているASCII.jpの読者像が浮き彫りになった印象です。「マニアならここは譲れない!」という部分を参考に、メーカーの皆さんにもぜひ魅力的な製品を作ってもらえればと考えています。
ノートでは「解像度」と「キーボード」に高い関心
まずはノートパソコンに関して。製品を買う際に最も重視するポイントに関しては本体重量(21.5%)、CPUの性能(20.4%)、価格(12.7%)、バッテリーの持ち(8.6%)、液晶の解像度(7.9%)が続いた。
アンケートではこれ以外にも重視する項目を複数回答で聞いている。約半数が重視すると回答したのは、CPUの性能(72.5%)、本体重量(62.7%)、バッテリーの持ち(61.3%)、価格(62.7%)、液晶の解像度(49.7%)、画面の大きさ(48.8%)、キーボードの打ち心地(47.2%)。
音質や地デジチューナー、3D対応など高付加価値機能に関する数値は低く、メーカー(ブランド)やHDD/SSD容量に関しても相対的に低い値が出た点は興味深い。
性能の高さやバッテリー駆動時間など、マシンの基礎体力に相当する部分に関心が集中するのはある意味当然と言える。一方でHDD容量や音質、タッチパッドの使いやすさ、地デジチューナー内蔵といった項目は、購入後に交換したり、周辺機器の追加でも利用が可能になる要素だ。マシン本体の価格はなるべく抑えて、必要に応じて好みに合ったパーツ/周辺機器を入手するという傾向が強いのかもしれない。
なおキーボードを重視する声と比較して、パッドを重視する声は低い。これはタッチパッドに不満がないというよりは、マウスなどを接続することで代替が可能である点が大きいようだ。自由回答ではポインティングデバイスの反応の改善を望む声が多々見られた。
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