NTTコミュニケーションズとマイクロソフトが協業し、2010年度第4四半期に提供へ
Azure Platform、NTT Comのデータセンターと連携可能に
2010年10月15日 06時00分更新
10月13日、NTTコミュニケーションズとマイクロソフトは、両社のクラウドを連携するサービスの提供に関する協業を発表した。
まず、NTT Comが国内のデータセンターで運営するホスティングサービス「Bizホスティング エンタープライズ」にて、マイクロソフトの構築支援を得ながら、Windows Server 2008 R2上にHyper-Vなどの仮想化技術を利用したプライベートクラウド基盤を構築。Exchange ServerやSharePoint Serverなど、企業で広く使われているWindows Serverのアプリケーションを、クラウド環境に移植できるようにする。
加えて、このプライベートクラウド基盤と、マイクロソフトのパブリッククラウド「Windows Azure Platform」や「Microsoft Online Services」の各種クラウドサービスを接続し、シングルサインオンやアプリケーション間接続、データベース連携などを可能にする。一般的な業務サーバーはWindows Azure Platformで運用し、機密情報を扱うサーバーは国内のデータセンターを使うBizホスティング エンタープライズを利用するといった使い方ができるわけだ。
また、Bizホスティング エンタープライズでは、オンプレミス(自社運用)とWindows Azure Platformも含めて全体統制するシームレスなクラウド管理機能を提供する。これにより、ハイブリッドクラウドサービスとして、サービス監視や構成管理/変更管理などの一元的なマネジメントが可能となる。
2010年12月にNTT Comによる試験サービスの受け付けが開始し、2010年度第4四半期に提供開始する予定だ。