ついに登場したau「IS03」
発表会の会場でとことん触ってきた
ケータイの要素を加えたスマートフォンとして、長らくその存在だけが伝えられてきたが、ついに正式に発表されたau「IS03」。スペックや発表会のレポートはすでに掲載しているので(関連記事)、この記事では筆者がタッチ&トライコーナーで実際に使ってみて感じたことを中心にピックアップしていく。
まずIS03の実機から感じたのは、普通のケータイと同じ感覚で扱えるということ。ケータイサイト(auであればEZweb)やEZアプリ(BREW)は動かないので、その部分に未練がないのであれば、ケータイから乗り換えても違和感なく使いこなせるはずだ。
おサイフケータイに対応したと言えど
モバイルSuicaとEdyは来年!?
世界初となったスマートフォンへのFeliCa搭載。「ぐるなびタッチ」を含む全11種類のサービスがIS03への対応を予定している。発売当初から使えるのは「WAON」や「ヨドバシカメラ」など4種類とやや少なめ。多くの人が求めているであろう肝心の「モバイルSuica」は2011年上期、「Edy」は2011年1月を予定しており、ちょっと先。ただし「どのサービスも機能的にはケータイ版アプリとまったく同じ」(メーカー開発者)とのことで期待が持てる。
Flash Lite 4の実力は?
Android OSのバージョンは残念ながら最新の2.2ではなく、1つ前の2.1のため、Flash Playerも10.1ではなく、Flash Lite 4となる。10.1であればFlashサイトの99%を閲覧できるが、Lite 4で閲覧できるのは80~90%程度だという。ニコニコ動画は再生できなかったが、モスバーガーのサイトは閲覧できた。なおIS03の3Gでの通信仕様は従来のケータイ同様、EV-DO Rev.Aで通信速度は下り最大3.1Mbps、上り1.8Mbps。
便利に使えるメモリ液晶
液晶下部が208×40ドットのモノクロメモリ液晶になっていて、画面点灯時はソフトボタンとして利用でき、画面消灯時はケータイのサブディスプレイのように使える。時間などをサクッと確認したいときにとても便利だ。
時間以外にはバッテリ残容量を確認できるほか、歩数計アプリと連動し、歩数と消費カロリーも表示できる。また、新着メールや不在着信、マナーモード、留守番電話の有無もアイコンで表示。右側面ボタンで表示を切り替える。
IS03の電源がオンの間ずっと表示しっぱなしなのでバッテリへの影響が気になるが「バックライトを点灯しないためバッテリはほとんど消費しない」(メーカー開発者)とのこと。暗い場所でも、わずかな光があれば十分見える。