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ネットは作家が成長できる場所 人気絵師・ゆのみさんが語る

2010年05月15日 12時00分更新

文● ノトフ

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ニコニコ動画のPENGUINS PROJECT「コバルトブルーの花嫁」より。イラストを描いたのが人気絵師・ゆのみさんだ

 初音ミクなど「ボーカロイド」の動画は、ニコニコ動画の中でも絶大な人気を誇る。

 そこで人気になるには曲が大切なのはもちろんだが、曲にPVをつける「VOCALOID-PV」の制作者も非常に重要だ。「曲」と「映像」、この両者が揃ってこそ、猛者がひしめく動画の世界でトップに立つことができるのだ。

 そんな中、制作をはじめて2年以上が経ち、いまだトップクラスの人気を誇るPV作家がいる。それが「ゆのみP」(ゆのみ)さんだ。

 PVデビューはcokesi氏の「コンビニ」。PVは歌詞に合わせた1つの物語になっていた。それは当時としては珍しい手法で、その暖かみある世界観に多くの人が引きつけられた。

 まだオタク色が根強く「萌え系」のイラストが多かった当時、ゆのみさんの絵柄は完全に「少女漫画」の世界。かなり異色な存在だった。そのPVはニコニコの中でも強い存在感を持ち、ゆのみさんの名前は瞬く間に知られることになっていく。

 ゆのみさんは現在ニコニコ動画や同人誌など、個人制作を続けながら、仕事でもイラストを描きはじめている。だが、彼女がニコニコ動画に登場する以前は何をしていたのか、なぜPVをつくりはじめたかは謎だった。

 そこで今回はその謎に取材という形で迫った。新世代のイラストレーター、ゆのみさんの魅力の源泉を探っていきたい。

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