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Visual Studioの活用方法や次期バージョンの新機能を紹介

Web開発企業をコスト&情報&ビジネス機会で支援!

2009年12月08日 11時00分更新

文● 飯島進仁/ふむふむソフト

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Microsoft WebsiteSpark無料セミナー体験レポート

Microsoft WebsiteSpark無料セミナーの模様

 WebサービスやWebアプリケーションの開発企業向けに、マイクロソフトが開発ツールや技術情報、セミナーなどの支援を行なうプログラム「WebsiteSpark」(関連記事)をご存じだろうか?

 今回、11月30日に東京・丸ビルで行なわれた「WebsiteSpark マイクロソフト×マイコミ共同セミナー」を取材する機会を得た。そこでは、Visual Studioをはじめとした統合開発環境の活用方法をレクチャーするとともに、Web開発会社の支援プログラム「WebsiteSpark」の適用条件やメリットについて紹介された。本セミナーを詳しくレポートしたい。


Windowsアプリの開発だけじゃない
Visual StudioはWeb開発にも使える!

 「普段テキストエディターなどでWeb開発を行なっている皆さんにも、Visual Studioは大変役に立つ、ということを知っていただきたいのです」――セミナーは、マイクロソフトのデベロッパー&プラットフォーム統括本部エバンジェリストの井上 章氏による、こんな挨拶から始まった。

Microsoft WebsiteSpark無料セミナーの模様

マイクロソフトのデベロッパー&プラットフォーム統括本部エバンジェリストの井上 章氏

 本セミナーは、「一歩進んだWeb開発のためのVisual Studio活用術 前・後編」というセッション(75分×2)を中心に、Visual Studioによる実際のコーディング方法や便利な機能の使い方といった、より実践的な講演が行なわれた。

 もし読者の皆さんが、「自分はWindowsアプリを書かないから(Visual Studioなんて)関係ない」とか「うちはサーバーがIISじゃないから」といった理由で、Visual Studioなどの統合開発環境を使っていなかったり、最新バージョンの情報を集めることなく利用を中断していたら、それは思わぬ損をしているかもしれない。


HTMLやJavaScriptをVisual Studioで書くメリット

 最初のセッション「一歩進んだWeb開発のためのVisual Studio活用術 前編」では、HTMLやCSS、JavaScriptにjQueryといった、クライアント側のWeb開発でのVisual Studioの活用方法が、実際にコードを書くデモを交えながらわかりやすく紹介された。

一歩進んだWeb開発のためのVisual Studio活用術 前編で紹介された、Visual StudioをWebアプリ開発に使うメリット

 中でも印象的だったのは、Visual Studioが提供するコード入力支援機能の強力さだ。具体的には、HTMLやCSSのコード補完(インテリセンス)やオートフォーマットなどだ。jQueryにも対応したJavaScriptのインテリセンスは、JavaScript標準の関数や自作の関数/変数はもちろん、jQuery独自の文法や関数などにも対応しているので、ありがちな「ちょっとした変数の記述ミス」「関数名のど忘れ」を回避するのにもってこいの機能だろう。

 こういった現場レベルの作業は、軽量なテキストエディターなどで行なわれるケースも多いが、記述ミスのチェックに日々頭を悩ませているなら、こういった支援機能は大いに魅力ではないだろうか。

 さらにVisual StudioならではのJavaScriptのデバッグ機能も紹介された。VBやC#、C++といった開発言語でおなじみのブレークポイントやステップ実行、さらに変数のウォッチやコールスタック、イミディエイトウィンドウを利用した柔軟なデバッグ(たとえばデバッグ実行しながら、ダイナミックにカスタムコードを実行)など、Windowsアプリケーションさながらの開発支援機能を持っている。

Visual Studioで実践するJavaScriptのデバッグ

 またVisual Studioではないが、IE8が標準搭載する「開発者ツール」も紹介された。Visual Studioが持っているデバッグ機能(一部)に加えて、HTMLのDOM構造やCSSスタイルなどのチェックが可能。これも知っておくと便利だ。

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