システム開発のビーブレイクシステムズは6月25日、JavaとExcelを連携させるプロダクト「ExCella(エクセラ)」シリーズのExCella ReportとExCella Transをオープンソースソフトウェアとして公開した。
ExCellaシリーズは、同社の業務管理システム「MA-EYES」で使用しているコンポーネントを拡張しオープンソース化したもので、ライセンスは「LGPL(Lesser General Public License )」。5月に、第1弾としてJavaからExcelファイルを操作するためのフレームワーク「ExCella Core」を公開している。このExCella Coreを使うと、ワークシートにタグを埋め込むことで、簡単にJavaオブジェクトに変換をできるようになるという。
第2弾の1つとして今回公開されたExCella Reportは、Javaを使ってExcelで作成したテンプレートからExcelやPDFの帳票を作成するためのツール。いままでのデザインツールでは面倒だった罫線の調節や、文字サイズ、折り返しの設定などがExcelの機能をつかって実現できるようになる。請求書のような定型帳票、ピボットテーブルやピボットグラフを利用した分析帳票など、様々なタイプのレポート出力に対応している。
第2弾の2つ目であるExCella Transは、ExcelデータをSQLやO/Rマッピングツールで使用できるようなエンティティ(データの集合)に変換するツール。出力処理を設定する事で、取得したSQLのJDBC経由での実行や、JavaオブジェクトのO/Rマッピングツールでの永続化など、データの投入までを一元的に管理する事が可能になる。
3プロダクトともSourceForge.JPにて公開中で、リファレンスガイドなども提供されている。