デジタルアーツ(株)は16日、ウェブフィルタリングソフトのラインアップを一般家庭向けの“クライアントタイプ”と、企業/官公庁/教育機関向けの“サーバータイプ”の2系統にまとめ、新製品として、独自の情報選別技術“ZBRAIN(ジーブレイン)”を搭載したクライアントタイプの『i-フィルター 4(アイフィルター 4)』を7月22日に、サーバータイプの『i-FILTER Ver.6(アイフィルター バージョン 6)』を7月14日に発売すると発表した。価格は、『i-フィルター 4』が6090円。『i-FILTER Ver.6』はライセンス販売となり、価格はライセンス数により変動し、100ライセンスで63万円(税別)など。
『i-フィルター 4』 | 『i-FILTER Ver.6』 |
『i-フィルター 4』は、パソコンにインストールすることで、アダルトサイト/出会い系サイト/残虐なサイト/自殺誘発サイトなどの、子供に見せたくないウェブサイトの閲覧を遮断するソフト。“ZBRAIN”により、開設されたばかりの未知のサイトに対してもフィルタリングの効果が得られるという。また、個人情報の保護の観点から、特定情報送信防止機能も搭載。さらに、子供が利用できるアプリケーションソフトを制限する“安全デスクトップ”機能も用意されている。対応OSはWindows XP/2000 Professional(SP4以上)/Me/98 SE/98。対応機種はPentium II-266MHz以上を搭載したPC/AT互換機。“安全デスクトップ”機能はWindows XP/2000 Professional(SP4)で利用できる。
『i-FILTER Ver.6』は、従来製品の“i-フィルター Business Edition”の後継となる企業向/官公庁/教育機関向けの製品。SSL通信のフィルタリングに対応したことで、ウェブブラウザー経由のほぼすべての通信内容に対してフィルターをかけることができるようになったという。“ZBRAIN”により、スパムメールに添付されているような新しいアクセス先や、検索エンジンのキャッシュなどのイメージ検索のフィルタリングも行なえるとしている。主な機能は、URLフィルタリング、コンテンツフィルタリング、時間帯制限、POSTフィルター、リクエストフィルター、アクセス記録レポーティングなど。
Proxy Server版と“ICAP(Internet Content Adaptation Protocol)”版が用意される。Proxy Server版の対応OSは、Windows版がWindows Server 2003 SP1、Wondows 2000 Server、Linux版がRed Hat enterprise Linux AS/ES 2.1、Turbolinux 10 Server/8 Server、Solaris(SPARC)版とSolaris(x86)版がSolaris 9/8。対応CPUは、Windows/Linux/Solaris(x86)版がPentium III-600MHz以上、Solaris(SPARC)版がUltraSPARCIIi-650MHz以上。ともにメモリーは256MB以上(512MB以上推奨)。ICAP版については、同社のウェブサイトに詳細を掲載するとしている。同社では、教育機関向けのアカデミックライセンスも用意する。
新コーポレートシンボルマーク |
併せて、同社が創業10周年を迎えることから、次の10年を飛躍するための第一歩としてコーポレートシンボルマークを一新することも発表した。