ソニー、ビジネスユース向けノート“VAIO type B”にソニースタイル専用の追加モデルを発表――搭載アプリケーションを厳選し、最安構成は9万9800円!
2005年01月31日 21時27分更新
VAIO type B『VGN-B90PS[SPEC-S]』 |
ソニー(株)は28日、ビジネスユースを重視したモバイルノートパソコン“VAIO type B”のソニースタイル専用モデル『VGN-B90PS[SPEC-S]』を発表した。ハードウェア面では既存の製品と大きな違いはないものの、プレインストールソフトウェアを絞り、価格を引き下げた製品となっている。
VAIO type Bは、スタイリッシュなデザインで人気を呼んだ“バイオノートZ”シリーズのデザインを継承し、よりビジネス用途向けに構成された2スピンドルのモバイルノートである。重さは約2.3kgと、モバイルノートとしてはやや重いが、14.1インチでXGAまたはSXGA+の大きな画面と、デスクトップパソコン並みのキーボードを備えるなど、使いやすさを重視している。シルバーのフレーム部分が独特のカーブを描いたデザインも特徴の1つだ。
CPUは最高で2GHzのPentium M 755を選択可能。また内蔵HDDは40、60、80GBのいずれかを、光ディスクドライブはDVD±RWドライブか、CD-RW/DVD-ROMドライブを選択可能となっている。ビジネス向けということで、OSはWindows XP Professionalのみとなっている。
VAIOシリーズのノートパソコンは、ビジネスモデルであっても統合AVプレーヤー“Do VAIO”やDV動画編集ソフト“DVgate Plus”、DVD作成ソフト“Click to DVD”など、豊富なAVアプリケーションが付属している点が特徴の1つである。しかし純粋にビジネスマシンとして使う分には不要に感じることもある。そこで本製品ではこうしたAV系のソフトを大幅にカットし、その分価格が引き下げられている。最も安価なハードウェア構成とした場合、販売価格は9万9800円と、VAIOノートでは唯一の10万円を切る製品となっている。なおAV系アプリケーションをプレインストールした秋モデル『VGN-B90PS』は、生産終了となっている。
ソニースタイルでの受注開始は2月5日。
CPU | Pentium M 755-2GHz/Pentium M 745-1.80GHz/Pentium M 725-1.60GHz/Celeron M 350-1.30GHz |
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チップセット | Intel 855GME |
メモリー | DDR SDRAM 1GB/512MB/256MB |
液晶ディスプレー | 14.1インチ、1400×1050ドット/14.1インチ、1024×768ドット |
グラフィックス | チップセット内蔵 |
HDD | 80GB/60GB/40GB |
光ディスクドライブ | DVD±RWドライブ(DVD±R 最大8倍速、DVD±RW 最大4倍速、CD-R/RW 最大24倍速)/CD-RW/DVD-ROMコンボドライブ(CD-R/RW 最大24倍速、DVD-ROM読み込み 最大8倍速) |
スロット | PCカード TypeII×1、メモリースティック/PRO×1 |
通信 | IEEE 802.11b/g、10/100BASE-TX、V.92 56kbpsモデム |
I/O | USB 2.0×2、IEEE 1394、外部アナログディスプレイ出力端子、ヘッドホン出力など |
サイズ(W×D×H) | 321×255.3×43.2mm(最薄部 29mm) |
重量 | 約2.3kg |
バッテリー駆動時間 | 約4時間/約2時間(Celeron M搭載モデル) |
OS | Windows XP Professional SP2 |