「K8M800-MLV」 |
「K8M800-MLV」は、VIAから登場した新しいAthlon 64対応のビデオ統合型チップセット「K8M800チップセット」を搭載したMicroATXマザーボードだ。K8M800が統合するビデオエンジンのUniChrome Proコアは、Athlon XP用のKM400に統合されているUniChromeコアのパワーアップ版で、レンダリングパイプラインが1つから2つに、コアクロックが133MHzから200MHzへと上昇しているが、ハードウェアT&Lには未対応で、3D性能は期待できない。なお、ひと足先に登場したビデオ統合型チップセットのSiS760では、UMA(ビデオメモリとしてメインメモリの一部を確保する方式)だけでなく、マザーボード上に別途ローカルフレームバッファ(LFB)を搭載することもできるが、K8M800はUMAのみの対応だ。
SiS760に続くAthlon 64用ビデオ統合型チップセットとして登場した「K8M800」。UniChromeの強化版「UniChrome Pro」コアを統合している。HyperTransportの帯域はK8T800と同じ6.4GB/秒。 |
本製品は、基板上でのビデオ信号の経路を最小限にするためノースブリッジがI/O部に近い位置に実装されているレイアウトに特徴がある。オンボード機能としては、サウスブリッジ内蔵のシリアルATA RAID、5.1chオーディオ、100BASE-TXイーサネットとごく一般的な仕様。ちなみに、Cool'n'Quietへの対応は特に明記されていないが、C0リビジョンで試してみたところでは問題なく機能した。
SiS760は早速NECのデスクトップPCに採用されるなど活躍している。K8M800の登場で選択肢が広がり、さらに採用が増える体制が整ってきたといえる。
K8M800-MLVの主なスペック | |
製品名 | K8M800-MLV |
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対応CPU | Athlon 64(Socket754) |
チップセット | VIA K8M800/VT8237 |
メモリソケット | 184ピンDIMM×2 |
対応メモリ | DDR266/333/400 |
拡張スロット | AGP×1、PCI×3 |
FSBクロック | 200~250MHz(1MHz刻み) |
CPUコア電圧 | 自動設定 |
DIMM電圧 | Auto、2.6~2.7V(0.1V刻み) |
AGP電圧 | Auto、+0.05V |
サウンド | 5.1チャンネル出力(CMI9739) |
LAN(コントローラ) | 10/100BASE-TX(VT8237) |
IEEE 1394 | - |
シリアルATA RAID | RAID 0/1(VT8237) |
ファンコントローラ | - |
BIOS保護機能 | - |
バックパネルI/O | PS/2×2、USB 2.0×4、LAN、アナログRGB、パラレル、シリアル、マイク、ライン入力、ライン出力 |
ブラケットI/O | - |
ボードサイズ | 230(W)×245(H)mm |
主な付属品 | SATAケーブル2本、フラットケーブル2本、英語セットアップガイドなど |