“nForce2 IGP+MCP”を搭載しながら、FSB400MHzに対応するという「A7N8X-VM/400」 |
ASUSTeKからVGA機能内蔵のチップセット“nForce2 IGP+MCP”を搭載しながら、FSB400MHzに対応するというSocket Aマザーボード「A7N8X-VM/400」が発売された。もちろん“nForce2 IGP”を採用しながら、FSB400MHz対応をうたう製品は今回が初めてとなる。
左がFSB400MHzに対応した「A7N8X-VM/400」のマニュアル。対応メモリの項目はデュアルチャンネルPC2700(DDR333)/PC2100(DDR266)と表記されている。右は前モデル「A7N8X-VM」のマニュアル。内蔵のVGA機能は使用できないものの、デュアルチャンネルPC3200(DDR400)までのサポートは表記されている |
NVIDIAの発表によるとVGA機能内蔵のチップセット“nForce2 IGP+MCP”は、そもそもFSB333MHzまでの対応となるチップセットだが、ASUSTeKの独自仕様なのか、FSB400MHzまで対応するという表記が確認できる。今後NVIDIAから何らかの発表が行われるのかは不明だが、同マザーを使用して最新のFSB400MHzに対応したAthlon XP-3000+やAthlon XP-3200+が使えるのはうれしいところだろう。
ただし、メモリのサポートに関してはいくつか不明な点もある。前モデル「A7N8X-VM」のマニュアルを見てみると、内蔵のVGA機能は使用できないという前提付きで、デュアルチャンネルPC3200(DDR400)のサポートが表記されている。これに対し「A7N8X-VM/400」のマニュアルでは、対応メモリの項目はデュアルチャンネルPC2700(DDR333)/PC2100(DDR266)と表記されている。
結局のところ、どちらも内蔵VGAを使用する場合はデュアルチャンネルPC2700(DDR333)までのサポートということで同じ仕様である可能性が高い。AGP対応カードを使用する分には特に影響はなさそうだが、念のためAGPカードとデュアルチャンネルPC3200(DDR400)が併用できるかどうかは、購入前にショップで確認したほうが良いだろう。
AGP対応カード使用時にデュアルチャンネルPC3200(DDR400)が使用できるかどうかは、購入前にショップで確認したほうがよいだろう | 同マザーを使用して最新のFSB400MHzに対応したAthlon XP-3000+やAthlon XP-3200+が使えるのはうれしいところ |
そのほか主な仕様は「A7N8X-VM」とまったく区別がつかないと言ってもいいほど似ておリ、Micro ATXサイズの拡張スロットがAGP×1、PCI×3、DDR DIMM×3という構成となる。オンボードインターフェイスは内蔵VGA機能以外シンプルなもので、10/100Base-Tイーサネットと6チャンネル対応サウンド機能のみとなる。価格はOVERTOPで1万4953円、コムサテライト3号店で1万5780円となっている。
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