マイクロソフト(株)は26日、“Microsoft Office System”の中核製品である『Microsoft Office 2003 Editions』日本語版のボリュームライセンス製品を9月1日に、パッケージ製品を10月24日に発売すると発表した。また、Office 2003 Editionsに含まれる各単体製品のパッケージ製品を11月14日に発売するという。さらに、パソコンメーカー各社より『Microsoft Office Personal Edition 2003』を搭載したパソコンが発売される予定。
『Microsoft Office Professional Edition 2003』のパッケージ |
従来のMicrosoft Office製品が個人を対象とした製品群であったのに対し、“Microsoft Office System”は、より包括的な“システム”として提供されるデスクトップ製品やサーバー製品、サービスの総称となっている。『Microsoft Office 2003 Editions』は、“Microsoft Office System”の中核をなす製品で、Microsoft Officeの最新バージョンとなる。対応OSはWindows 2000/XP。
『Microsoft Office 2003 Editions』には、業務プロセスとの統合から高度なコラボレーションまでが可能な企業ユーザー向けエディション『Microsoft Office Professional Enterprise Edition 2003』、ビジネスからプライベートまでのあらゆる個人のニーズとシナリオに対応するエディション『Microsoft Office Professional Edition 2003』、ビジネスでの用途に適したエントリーユーザー向けエディション『Microsoft Office Standard Edition 2003』、ホーム/ファミリー利用に適した一般ユーザー向けエディション『Microsoft Office Personal Edition 2003』の4エディションがある。
各エディションの構成は以下の通り。
『Microsoft Office Professional Enterprise Edition 2003』
- Microsoft Office Word 2003
- Microsoft Office Excel 2003
- Microsoft Office Outlook 2003
- Microsoft Office PowerPoint 2003
- Microsoft Office Access 2003
- Microsoft Office Publisher 2003
- Microsoft Office InfoPath 2003
- Microsoft IME 2003
- Microsoft Office Picture Manager
- Microsoft Office Document Imaging/Scanning
『Microsoft Office Professional Edition 2003』
- Microsoft Office Word 2003
- Microsoft Office Excel 2003
- Microsoft Office Outlook 2003
- Microsoft Office PowerPoint 2003
- Microsoft Office Access 2003
- Microsoft Office Publisher 2003
- Microsoft Office Home Style+
- Microsoft IME 2003
- Microsoft Office Picture Manager
- Microsoft Office Document Imaging/Scanning
『Microsoft Office Standard Edition 2003』
- Microsoft Office Word 2003
- Microsoft Office Excel 2003
- Microsoft Office Outlook 2003
- Microsoft Office PowerPoint 2003
- Microsoft IME 2003
- Microsoft Office Picture Manager
- Microsoft Office Document Imaging/Scanning
『Microsoft Office Personal Edition 2003』
- Microsoft Office Word 2003
- Microsoft Office Excel 2003
- Microsoft Office Outlook 2003
- Microsoft Office Home Style+
- Microsoft IME 2003
- Microsoft Office Picture Manager
- Microsoft Office Document Imaging/Scanning
『Microsoft Office Personal Edition 2003』のパッケージ |
『Microsoft Office Professional Enterprise Edition 2003』は、ボリュームライセンス製品のみの提供で、9月1日より申し込み受付を開始する。ライセンスの推定小売価格は5万5200円。
『Microsoft Office Professional Edition 2003』は、パッケージ製品のみの提供で、10月24日発売。推定小売価格は、通常パッケージが5万9800円、アップグレードパッケージが3万7800円、アカデミックパッケージが3万2800円。
『Microsoft Office Standard Edition 2003』は、ボリュームライセンス製品の申し込み受付が9月1日で推定小売価格は4万5800円。パッケージ製品が10月24日発売で、推定小売価格は通常パッケージが5万2800円、アップグレードパッケージが2万8000円。
『Microsoft Office Personal Edition 2003』日本語版は、パッケージ製品のみの提供で、10月24日発売。推定小売価格は通常パッケージが4万4800円、アップグレードパッケージが2万1800円。
『Microsoft Office Word 2003』の画面 |
また、『Microsoft Office 2003 Editions』の単体製品として、ワープロソフト『Microsoft Office Word 2003』日本語版、表計算ソフト『Microsoft Office Excel 2003』日本語版、電子メール/情報管理ソフト『Microsoft Office Outlook 2003』日本語版、プレゼンテーションソフト『Microsoft Office PowerPoint 2003』日本語版、データベース管理ソフト『Microsoft Office Access 2003』日本語版、デスクトップパブリッシングソフト『Microsoft Office Publisher 2003』日本語版の各ボリュームライセンス申し込み受付を9月1日に開始、パッケージ製品を11月14日に発売する。いずれも対応OSはWindows 2000/XP。
『Microsoft Office Excel 2003』の画面 |
ボリュームライセンスの推定小売価格は、Word 2003が1万3800円、Excel 2003が2万6800円、Outlook 2003が9600円、PowerPoint 2003が1万9400円、Access 2003が2万6800円、Publisher 2003が1万5300円。
パッケージ製品の推定小売価格は、Word 2003の通常パッケージが2万4800円、アップグレードパッケージが9500円、アカデミックパッケージが7800円。Excel 2003の通常パッケージが2万9800円、アップグレードパッケージが1万6000円、アカデミックパッケージが1万2800円。Outlook 2003の通常パッケージが1万2800円。PowerPointの通常パッケージが2万4800円、アップグレードパッケージが1万3800円、アカデミックパッケージが1万2800円。Access 2003の通常パッケージが2万9800円、アップグレードパッケージが1万6000円、アカデミックパッケージが1万2800円。Publisherの通常パッケージが1万6800円、アップグレードパッケージが8800円、アカデミックパッケージが7800円。
『Microsoft Office Outlook 2003』の画面 |
さらに同社は、ウェブサイト作成/管理ソフト『Microsoft Office FrontPage 2003』日本語版のボリュームライセンスの申し込み受付を9月1日に開始、パッケージ製品を10月24日に発売する。対応OSはWindows 2000/XP。ボリュームライセンスの推定小売価格は1万3800円、パッケージ製品の推定小売価格は、通常パッケージが2万2800円、アップグレードパッケージが1万800円、アカデミックパッケージが1万800円。
『Microsoft Office OneNote 2003』のパッケージ |
また同社は、Microsoft Office Systemの新カテゴリー製品であるデジタルノートアプリケーション『Microsoft Office OneNote 2003』日本語版、およびXMLオーサリングソフト『Microsoft Office InfoPath 2003』日本語版のボリュームライセンスの申し込み受付を9月1日に開始、パッケージ製品を10月24日に発売する。
『Microsoft Office OneNote 2003』は、テキストや手書きのメモ、パソコンで録音した音声、デジタル写真、グラフィックス、ウェブなど、さまざまな情報データをパソコン上で1ヵ所に集約し、効果的に整理/再利用できるデジタルノートアプリケーション。ボリュームライセンスの推定小売価格は2万4300円、パッケージ製品の推定小売価格は、通常パッケージが2万4800円、アカデミックパッケージが5800円、Office XPおよびMicrosoft Office 2003 Editionsのパッケージ製品またはプレインストール版を所有するユーザーを対象とした特別優待パッケージ(1年間限定提供)が1万2800円。
『Microsoft Office InfoPath 2003』のパッケージ |
『Microsoft Office InfoPath 2003』は、XMLを利用した情報入力フォームの作成や、情報の再利用を効率化するためのソフト。あらかじめ用意された20種類以上の部品を利用して入力フォームを作成できる。ボリュームライセンスの推定小売価格は2万4300円、パッケージ製品の推定小売価格は、通常パッケージが2万4800円、アカデミックパッケージが1万2800円。