ヤマハ(株)は15日、CD-R/RWドライブの制御技術(CAV)を基に、CD-R/RWドライブを利用してCD-Rディスクの記録面に文字や絵を印字したり描画したりする技術を開発したと発表した。
CD-Rディスクへの印字サンプル |
開発した技術は、同社がCD-R/RWドライブの書込制御技術として採用している、ディスクの回転速度を一定に保ち、レーザーパワーの変化によりデータ記録を行なう“CAV(Constant Angular Velocity)方式”を基に、レーザーパワー制御をさらに精密に行なうとともに、ディスクの回転やピックアップを高精度に制御することでCD-Rディスクの記録面に任意の文字や絵を印字したり描画したりするもの。CD-Rディスクに通常のデータ記録を行なった後、未使用部分を使用して、ディスク記録内容のメモや日付の印字、ロゴやイラストの描画などが行なえるという。
同社では、3月13日からドイツのハノーバー国際見本市会場で開催される“CeBIT2002”で技術デモンストレーションを行なう予定としている。