玄人志向から遅れること1日。GeForce4 MX440カード第2弾となる製品が、ともに新製品投入の早さで知られるLeadtek(Leadtek Research)とSparkleから登場した。また、展示開始が予告されていたMSI製のGeForce4 MX460カードが本邦初登場し、一部ショップで動作デモをスタートさせている。
4nsメモリが魅力的な「WinFast A170 DDR T」
Leadtekから登場したのは「WinFast A170 DDR T」。同社従来製品では「“WinFast”の後ろにGeForceファミリの型番」というのが製品名だったが、今回は“A170”という独自の名称が与えられている。パッケージに刻まれたGeForce4 MX440のロゴ。このロゴは今回がアキバ初お目見え |
そのカードを見てみると、そのデザインは6日に登場した玄人志向製GeForce4 MX440カードそっくり。おそらく、このデザインがリファレンスなのだろう。もっとも大きな違いは、搭載するメモリチップが玄人志向の5nsに対し、WinFast A170 DDR Tでは4ns、すなわち最大250MHz駆動までサポートするものを採用している点。オーバークロックは保証外の行為となるが、仮にメモリクロックを250MHzまで上げればメモリ速度のボトルネック解消には少なからず寄与しそうだ。
Samsung製の4nsメモリチップ | チップクーラーはLeadtek製品の一部ですでに見られている“横に寝かせた円柱状”のものを採用 |
このほか違いとしては、製品名の末尾に“T”とあるように、出力インターフェイスがD-Sub15ピンとビデオ(S端子)で、DVI出力が省かれている点が挙げられる。DVI出力を搭載しない分、価格は若干安めに設定されているようだ。価格は以下のとおり。
\16,980 | クレバリー1号店 |
\17,300 | OVERTOP |
\17,480 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
\17,600 | コムサテライト3号店 |
\17,800 | Storm BLESS 秋葉原本店 WonderCity |
\18,499 | TSUKUMO eX. |
玄人志向のOEM元?! Sparkle「SP7100M4」
同じく7日からSparkle製のGeForce4 MX440カード「SP7100M4」も一部ショップで販売が始まっている。型番、そして代理店の恵安から発表された製品画像を見る限りでは、まず間違いなく6日に発売された玄人志向製「GF4MX440-AGP64C」と同じカードだと判断していいだろう。ただし、OEM先のGF4MX440-AGP64Cと同じく、手裏剣型のユニークなチップクーラーを装備している一方で、インターフェイスからDVI出力は省かれている。価格はTWOTOP 1号店で1万5800円と、OEM先の玄人志向製品よりも3000円程度安価。
販売中の「SP7100M4」。5nsのメモリを搭載する点も含め、玄人志向製品そっくりだ |