玄人志向から三種類のSCSIカードが発売となった。製品の型番は「U160SCSIDUAL-PCI」、「ULTRASCSI-PCI」、「FASTSCSI-PCI」。3種類とも1年間の保証のつくセレクトシリーズからの発売となっている。
「U160SCSIDUAL-PCI」は型番のままUltra160 SCSI対応製品で、LSI Logicのチップ“LSI53C1010”を採用している。DualChannelボードで内部接続用にLVDコネクタ2つと50ピンコネクタが1つ用意されているのでCD-ROMやMOなどの低速デバイスとHDDなどの高速デバイスを混在させるには便利である。32bitPCIでは計算上は帯域不足でUltra160 SCSIの性能を完全に発揮できないが、64bitPCIにも対応するので、Ultra160 SCSIの性能を引き出すことができる。価格は1万9799円。
LSI Logicの“LSI53C1010” |
「ULTRASCSI-PCI」も型番そのままUltra SCSI対応製品で、チップにはあまり見かけない DOMEXの“639U”が採用されており、内部、外部に50ピンコネクタがそれぞれ1つずつ用意されている。価格は2579円とBIOS搭載のUltra SCSIカードとしては極めて安価な部類に入る。
DOMEXの“639U” |
さらに「FASTSCSI-PCI」もそのままFastSCSI(SCSI-2)対応製品。チップはAdvansysの“3050B”を採用し、BIOSも搭載している極めて一般的ボードで、1979円という価格で勝負の製品である。
Advansysの“3050B” |
3製品ともDOMEXのOEM製品で、対応OSはWindowsMe/98/95/2000/NT4.0、DOS、Linux、SCO UNIX、Netware、OS/2と幅広い。さらに「FASTSCSI-PCI」はMacintosh、「U160SCSIDUAL-PCI」はUNIXWARE2.xに対応している。販売を開始したのはTSUKUMO eX.。
【取材協力】