銅とアルミのハイブリッドクーラーでお馴染みのアルファから、これまでとは全く仕様の異なる製品が登場した。
今回の製品はAthlon用のCPUクーラーで型番は「PAL8045U」。ヒートシンクの大きさは80×80mm、搭載しているファンはDELTA製の8cm角ファンだ。固定方法はマーザーの穴を利用するスタイルで、パッケージにはバネ付きネジが4本同梱されている。
さて、ここまでの説明で気が付いた方も多いだろうが、Swiftechの「MC462」(あるは「MC462-A」)にそっくりなのである。巨大な8cm角のクーラーといかにも重そうなヒートシンクは、ぱっと見ただけでは間違える人もいるかもしれない。
違いは、MC462がコアとの接触面全てに厚めの銅板にしており、フィンは円柱状、搭載しているファンの厚さは約32mmで4ピンの電源コネクタを使用するものだった点。PAL8045Uは、フィンは六角フィン、コアとの接触面はアルミと銅のハイブリッド、ファンの厚さは約25mmで通常の3ピンコネクタがついている。ちなみにこのファンは高速回転ファンとして単体販売がされている「DEL-0812SH」と同じもの。回転数は4000rpmの2ボールベアリングタイプ、騒音値は40dBの製品だ。さらに、ファンをヒートシンクに固定するためのヒートシンクカバーが搭載されている点も違う。
SwiftechのMC462は、オーバークロッカーの間ではそこそこ人気のある製品であるだけに、アルファ製品の登場は話題となりそうだ。価格はCUSTOMで5980円。高速電脳では15日から販売を開始するとしている。