デルコンピュータの個人・SOHO向けノートPC「Inspironシリーズ」に、TualatinコアのMobile PentiumIII-Mを搭載する「Inspiron 8100」が加わった。これまでのハイエンドモデル「Inspiron 8000」から、“デスクトップPCのリプレイス用途に十分なパフォーマンスを持つノートPC”というコンセプトを受け継ぎ、よりハイスペック化が図られた新しいフラッグシップモデルである。
デスクトップPCの代替用途をこなすためのハイスペック
大型の筐体に見合ったサイズのキーボードは、キーピッチ19mmを確保しゆったりと使える。2mmのストロークを持つ金属バネを採用したキータッチは、反発力が強めでリズムよくタイピングできる。 |
キーボード上部には、デルのサポートページやヘルプファイルを簡単に参照できる「デル・ソリューションセンタープログラム」、Webブラウザなどをワンタッチで起動できる「アクセスダイレクトボタン」を4つ装備する。スティックタイプとパッドタイプの2種類のポインティングデバイスを装備するのはInspiron 8000と同様。 |
本体に装備するインターフェイス類は、背面にPC/2、モニタ、パラレル、シリアルUSB×2、左右側面にS-Video、オーディオ、IEEE1394、モデム、LAN、IrDA、PCカードスロット(TypeII×2)と豊富に揃い、デスクトップPCを置き換えるのに十分な機能を備えている。 |
画面表示については、デスクトップPCに引けを取らない15インチTFT液晶を搭載しており、表示解像度は1400×1050ドット/1600×1200ドットの2タイプが用意される。4xAGP接続するビデオチップは、ノート用として突出したパフォーマンスを誇るNvidiaの「GeForce2 Go」を採用しており、ビデオメモリ容量16/32MBから選択できる。
10/20/30/48GBの容量が選べるHDDは、UltraATA/66接続が基本だが、30GBと48GBモデルではUltraATA/100接続の製品も選択できる(計6種類)など、最上位機にふさわしい、ハイスペックマシンを作り上げることが可能だ。
固定式の「ファクトリーベイ」(ユーザー変更不可)と着脱式の「メディアベイ」の2つのマルチメディアベイを備えるInspiron 8100では、光メディアドライブを2種類まで内蔵可能となっている。B.T.O.メニューでは、下表にある4種類が用意され、ファクトリーベイにCD-RWドライブ、メディアベイにDVD-ROMドライブといった組み合わせで利用可能だ。ただし、CD-RW&DVDコンボドライブはファクトリーベイにしか搭載できず、これを選択した場合はメディアベイ用の光メディアドライブは選択できない。メディアベイにはこのほか、容量20GBのセカンドHDD、Zip(100MB)ドライブ、FDDを搭載することも可能だ。
ドライブ | 価格 (ファクトリーベイ) |
価格 (メディアベイ) |
---|---|---|
CD-ROMドライブ (CD24倍速) |
ベーシック構成 | +8000円 |
DVD-ROMドライブ (DVD8倍速/CD24倍速) |
+1万円 | +1万8000円 |
CD-RWドライブ (R8倍速/RW4倍速/CD24倍速) |
+1万6000円 | +2万4000円 |
CD-RW&DVDコンボドライブ (R4倍速/RW4倍速/DVD6倍速/CD24倍速) |
+2万7000円 | - |