ナショナルセミコンダクタージャパン(株)は4日、ノートブックパソコン向けのLPC(ローピンカウント)対応の組み込み用コントローラー『PC87591』を発表した。
『PC87591』 |
『PC87591』は独自の“CompactRISC”アーキテクチャーの16bitコア『CR16B』のほか、キーボードコントローラーやPS/2インターフェース、割り込みコントローラー、タイマー、オンチップ乱数発生器(RND)、CDドライブコントローラー、パルス幅変調モジュール、DAC/ADC、128KBのフラッシュメモリー、RAM(2KB/4KB)、ハードウェアモニター、ホストバスインターフェースなどをワンチップ化したIC。マイクロソフトの“ACPI”に対応した消費電力低減機能も搭載する。ハードウェアのRNGはファームウェアと組み合わせてセキュリティー機能に利用できるという。これらにより、ノートパソコンのコストの低減やセキュリティーの強化が図れるとしている。
『PC87591』は128ピンと拡張RAMに対応した176ピンのLQFPパッケージを採用し、価格はセキュリティー機能やメモリー保護機能を内蔵した『PC87591S』が1000個購入時の単価で1860円、セキュリティー機能なしの『PC87591E』が1720円。すでに出荷を開始しており、CSP製品は第4四半期に出荷の予定。