日本電気(株)は31日、企業向けノートパソコン“VersaPro”(バーサプロ)シリーズの新製品として、拡張ベイを2つ装備し、インテルの最新CPU『モバイルPentium III-1.13GHz-M/1.0GHz-M』を搭載した2機種を発表した。同日付けでBTOによる販売を開始する。併せて、省スペースデスクトップパソコン“Mate”(メイト)シリーズ1機種の販売を開始した。新製品は、“Windows XP Ready PCs”となっている。また、従来製品の価格改定も行なった。
“VersaPro” |
“VersaPro”は、“VersaBayIV”と“MultiBay”と呼ぶ2つの拡張ベイを装備するのが特徴。“VersaBayIV”には、セカンドハードディスクHDD、CD-R/RW& DVD-ROM、CD-ROM、CD-R/RWドライブをB.T.O.セレクションで搭載できるほか、セカンドハードディスクに付属する障害対策ソフトウェア『StandbyDisk』を利用すれば、標準で内蔵するHDDの全ファイルを自動バックアップでき、障害発生時にセカンドHDDで処理を継続したり、標準HDDの復旧が容易に行なえる。“MultiBay”には、セカンドバッテリーかFDDを搭載できる。
フレームモデルとなる『VA11J/DF』は、モバイルPentium III-1.13GHz-M、64MBのSDRAMメモリー、15GBのHDD、15GBの増設HDD(StandbyDisk付属)、15インチ液晶ディスプレー(XGA)、最大24倍速CD-ROMドライブ、Windows 2000/NT 4.0セレクタブルで、価格は53万8000円。ニッケル水素バッテリーを採用する。3年間あるいは4年間の出張修理サポートを定額料金で提供する“PC98-NXSeriesSupportPack”なども用意する(3年間で4万5000円、4年間で6万円)。
“Mate” |
“Mate”のフレームモデル『MA12T/E』は、Pentium III-1.20GHz、64MBのSDRAMメモリー、30GBのHDD、30GBの増設HDD(StandbyDisk付属)、最大24倍速CD-ROMドライブ、100BASE-T/10BASE-Tインターフェース、Windows 2000/NT 4.0セレクタブルで、価格は25万9000円。