(株)日立製作所は25日、同社の衛星データ配信トータルサポートサービス“HK Channel”を使用し、シミュレーションライド用のコンテンツをアミューズメントサイトに配信するサービス事業を10月1日に開始すると発表した。併せて、ライド用コンテンツホルダーの世界最大手である英Camber Entertainment社とコンテンツの供給契約を締結し、コンテンツ配信を行なうと発表した。
シミュレーションライドシステムのイメージ |
今回の提携と配信サービスは、シミュレーションライドシステムのコンテンツ不足による集客力の低下に対応してのもの。100本以上のライドコンテンツを保有するCamber Entertainmentのライド用コンテンツをHK Channelから通信衛星網『JCSAT-4号機』を経由してアミューズメントサイトの受信サーバーに配信するという。
同社では、サービス開始に合わせ、インターネットによる申し込みや課金、既設ライドシステムの改造を始めとする各種サービスを行なうために、関連会社の(株)日立ケーイーシステムズにライドコンテンツ管理センターを設置する。なお、同社は、国内だけでなく、各国の通信インフラを利用して、北米、欧州、アジアでも事業を推進していくとしている。